電車道

多趣味なので、いろいろなことをしています。気ままに語ります。

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廃線あとの道路・・・想い出を辿りながら新しくしていく喩え。
相撲で立会い一気に押し出すこと…目標に一直線に進む喩え。・・・でんしゃみち。
マナーと良心を持って鉄道を楽しむことをいう造語。・・・でんしゃどう。

いろいろ悩んで日本の将来のために教育業界に就職しました♪♪ 小学生を相手に塾で理科の先生をしています。

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霜降り3分間クッキング

2011-08-23 18:20:04 | 昆虫関係・日本蝶類学会
霜降り肉の料理情報だと思ってきた人ゴメンナサイ…初めに言っておきますが、グロ系です。

今日、予備校の自習室から帰る途中にシモフリスズメの幼虫がいるのが目に留まったので、捕まえてきました。


立派な終齢幼虫ですな…
でも、寄生痕(黒い点々)が…

私は日本生物学オリンピック広島大会に出場した後輩たちが「解剖は節足動物が怪しい」と言っていたのを聞いて蝶や蛾の幼虫の解剖を予想してあげたら、見事に外しました。
が、蝶や蛾の幼虫の体内のようすって皆さん知らないみたいだということが分かったので、ここは私が腕をふるって…所要時間たったの3分でできる幼虫の解剖を紹介します!!


ということで、このようなことになりました。
エタノール+メタノールで〆て台に置いたところであります。
ちなみに、殺してしまう結果になりましたが、寄生痕がある幼虫でしたので成虫になれない個体であった可能性が高かったというのはわかっておいてくださいね。


全景はこのようになりました。
体の殆どを占めている緑色の部分は腸(本当は中腸とか後腸とか細かく分かれる)で、右端の茶色い部分が直腸であります。
腸の上にあるラインは背脈管(心臓)か、腸の一部が盛り上がっているものじゃないかと思われます…開いた直後はもっこりしていたのに、みるみる細くなってしまいました…
背中に有る管状のものといえば背脈管なんですけど、カイコとかだと腸側じゃなくて表皮側にあった気がするので違うような気もします。
ちなみに、昆虫の血液は酸素運搬を担っていないので背脈管は体液を循環させて生体防御や養分の運搬の役割を果たしているだけであります。
酸素運搬を担っているのは気管系でありまして、気管は気門という穴から放射状に伸びた管なんですな。
それから、腸の後半分ぐらいにまとわり付いているようなに黄色い組織がマルピーギ管で、人間で言う腎臓や肝臓みたいな臓器ですね。
絹糸腺はカイコと違って小さいのか載せた画像で見る限りでは確認できませんね。


これが先ほどの気管が伸びている様子であります。
放射状に広がった白いのが気管で、その付根の部分は、外側から見ると気門という穴につながっているわけなのです。
ちなみに、白いの全部が気管ではなくて、筋肉や脂肪なども白いです。
昆虫が巨大化できないのは、外骨格よりも今の酸素分圧で気管系による十分な呼吸を維持できる限界があるからといわれています。


ちなみに、寄生痕の主がこちらの赤で囲った部分にいる黄色い輩。
気門から侵入することが多いようなので、気管の付根あたりに巣食っているんでしょう。
あるいは、この寄生痕の主が体表から卵の下側を破って侵入する種類であれば、酸素を得るのに都合が良いから気管の付根に巣食うのかも知れません。
隣の気管の付根には同じようなものは見られませんよね。


取ってみたらこんなでした。


マルピーギ管のあるあたりを少し拡大してみたところですね。


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