台湾に居たいワン ～後編～

こちらの記事から続きます。

8月12日から15日、お盆の休みに台湾へ出かけてまいりました。
行きは日航機墜落の日に東京を発って、帰りは終戦の日に台湾を発つわけですから、憑かれたりするんじゃないか不安でございました（笑）

三日目はいよいよ活動最終日です。
3泊というのは短いものですね、海外旅行としては短くても、沖縄と変わらないと思えば十分にも思えますけど。



軽く採集した後で木生昆虫博物館へ。
蝶をメインに扱った博物館です。


これが個人的に最も興味を引いた展示。
ナガサキアゲハというのは性的多型が顕著で、漆黒のオスに対して、メスには二型が存在するんですね。
真ん中の個体は、雌雄同体個体のうえ、メスの特徴を示している部分が二型の混ざりあったような表現型をしているのです。
ようは、三型が混ざったような形質。

実は、この切り替えメカニズムに関係する遺伝子を大学院で研究していたわけですが、細かいところまで結局あまり明らかになっていませんね（笑）
今は人を雇って行っている飼育関連の仕事を「下っ端の仕事」として一日中やるような生活が1年間あったので（笑）
就職して法律に守られている実感があります。



出入り口にいたすっごい不細工な猫。



そして、紹興酒の博物館のようなところを見学。


今は蔵としては使ってないのかな？
車だったので味は確かめられなかったけれど。


夜は大雨のなか投火採集をして終了。
巨大トラックが電線を引きちぎってしまう瞬間を目撃したり、いろいろあったんですが。
ここには載せられないお土産もあります。



最終日は朝から移動。
台湾の高速道路はとても爽快でした。


同行者はあと1泊だったので、私は空港で食事をして先に帰国。


ということで、楽しい台湾旅行でした。