授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

授業のスキル基本のキ其の八。発問したらすぐ挙手させない。

2020-05-24 15:34:00 | Weblog

僕の子どもの頃の授業はこうでした。


教科書を読んで、先生が発問して、すぐに子供たちは手を挙げます。

先生は1番最初に手を上げた子を指名して、「正解です」と言い、解説をしました。

または、「違います。他にいますか?」などと言う形で授業が進んでいました。


僕は恥ずかしさと、パッと言葉が浮かばないので、ほとんど手を挙げることはできませんでした。


たまに挙げて、指されても、立ち上がってうまく言えず、だらだら長く喋るか、もしくは黙って座ってしまいました。


授業は、すぐに手を挙げる子中心に進められました。


僕は、高学年になるにつれ、挙手を諦め、机に突っ伏し、外を見るようになりました。


子供の頃は、そういった授業が当たり前だと思っていました。

 

だから、教師になって、挙手できない子、うまく言えない子の気持ちはよくわかり、なんとかしたいと思っていました。


ある時、授業の上手い先輩から、

発問して、指名したら、すぐに正解や間違いを言ってはダメだよ、と教わりました。


また別の時、別の先輩から、

発問したら、ノートに自分の考えを書かせる時間を取るといい、と教わりました。


こういう授業の基本は、大学では教えてくれませんでした。


改めて書きます。

発問してすぐに挙手は愚策です。


すぐ手をあげる子は、知ってるか反射的にあげる子。

指すと他の子たちが考えなくなります。


考える時間やノートに答えを書く時間とります。

簡単な発問は1分ほど。

難しい問題は隣や班で話し合わせて数分。


それから、挙手の時間を取ります。

他の授業のスキルに書きますが、出来るだけ沢山の子を指名します。


考える時間を取り、ノートにかくので、発表内容が整理され、ぐたぐた長く説明するのが少なくなります。


例え発表しなくても、思考の時間をとったことで、全員の子が授業に参加したことになります。


発問したら、すぐに発表させたいのを堪えて、考える時間を取りましょうね。



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