授業の開始で号令をかける時、子供たちは急いで教科書やノートを出したり、気をつけをしないで近くのことをしゃべっていたり、と言うようなことが多くありませんか?
日直が注意しても、自分のやっていることを優先して子供たちが動いてしまいます。
また、授業中、教師が全体に話をしていても、ノートを書いていたり別のことをしていたりする子がいます。
これらをいちいち注意したりやり直させたりする時間が勿体無いんですよね。
これらの時間泥棒をなくすために、実は魔法の呪文があるんです。
それが、「自分の事は後回し」という合言葉。
この合言葉を教えるとき、趣意説明として、まず以下のような事を言います。
「学校は集団行動するところです。
自分のことよりも全体で動くことを優先しています。
全体で動くときに、自分のことばかりやっていると、いつまでたっても全体でやることができなくなってしまいます。
だから、クラスで動くとき、学年で動くとき、学校全体で動くときは、そちらを優先するのです。」
そして、全員で動くときに、自分勝手なことをしている子がいたら、「自分の事は後回し」と何度も声をかけます。
これを続けていくことで、子供たちの中に、集団行動の時は自分の事は後回しにしなければいけないと言う習慣が浸透していきます。
教師が、「自分のことは」と言うと、子供たちが「後回し!」と唱和するようになります。
ここまでくれば、ほとんど自分勝手なことをしなくなるし、「自分のことは」と言うだけで、やめるようになります。
合言葉を習慣化すれば、行動は修正されていきます。本当に魔法の呪文となります。
お試しあれ。