授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

断ち切る勇気を持とう!1人で始める働き方改革ー宿題なしは三方よし!

2020-06-06 13:42:00 | 仕事術

子供の頃、毎日の宿題が嫌で嫌でたまらなかった。


宿題をやり終わらないと、友達の家に遊びに行けないし、宿題やらないと、見たいテレビを見せてもらえない。


繰り返し計算ドリルの問題をノートに写し、何回も何回もおんなじ問題をやる苦痛。


または、漢字をノート1ページの初めから終わりまで、同じ漢字を何度も何度も何度も何度も書いていく。


それらが苦痛でたまらなかった。


当然、計算はできるようにもならない。


漢字はにんべんだけ先に書いて、つくりは後から書く、といった方式でやっているから、当然覚えない。


教師になって、宿題を出すようになり、僕の子供の頃のようにいい加減にやっている子がクラスの中でたくさんいた。


その子たちに、やり直させる時間、叱る時間、何度も何度も丸付けをしたり、朱書きでコメント入れたりする時間が必要になった。それだけ時間をかけてやっても、宿題では子供に学力はつかなかった。


宿題に関しては、保護者からのクレームもたくさんある。


もっと宿題を出してほしい。

宿題が多すぎる。


そして1番困るのが、家で宿題を全くやらないけれどもどうしたらいいですか?


正直、それは家庭で何とかしてくれよ、と言い返したいところをぐっとこらえて、学校で子供に説教する。

当然その子は余計やってこなくなる。


宿題では学力がつかないと言う研究結果は、ネット等で探してみるといくつも出てくる。


もちろん逆の研究結果もいっぱい出てくる。


どちらが正しいのかと言うよりも、どちらも正しい部分があるしどちらも間違っている部分はあるのだと思う。


昔から、宿題は学年× 10分程度が良いとされている。僕はそれに異論は無い。


宿題の1番の効能は、家庭での学習の習慣をつけることだと思う。


1日の中での決まった時間机に向かって勉強する、または保護者と一緒に勉強する時間を作る、これらは子供の生育過程においてとても重要なことだと思う。

しかし、こんにちの保護者の忙しさや家庭のにおける育児の様子を見ていくと、毎日保護者に、宿題やらせる時間を作ってもらうのはかなりきびしい。


教師は毎日全ての家に行き、宿題指導はできない。全ての保護者に、家庭での宿題のさせ方を毎日教えるわけにもいかない。


下校後は、子供への教師の指導責任も、指導義務もないのだ。


のであれば、宿題を出さないと言うのも1つの手だと思う。


実際にここ5年ほど、僕は宿題を出していない。

クラスの数名の保護者からは、宿題を出してほしいと言う要望は毎年ある。

しかし、他の子は宿題は無いので、その子だけ特別に出しましょうか、と言うと、大抵その意見を引っ込める。


逆に言うと、数名の宿題を出してほしい保護者以外の方たちは、宿題がないことをよしとしているのだ。


働き方改革の時代である。


学力をつける事は私たち教師の仕事であるから、それは学校の授業の中でしっかりつける


しかし足りない学力の分を、家庭に、宿題と言う形で任せることはポストは反対である。


前述したような、宿題に関わるいろいろな時間泥棒や心労よりも、宿題をなしにして、その分教室でしっかりと教える方が教師にとってよい。


子供にとっても、すぐ遊びに行ける、テレビが見られる、親に怒られないなど、よいことばかり。


親にとっても、宿題をやらせる心労をなくせる。


宿題なしは三方よしの状態ではなかろうか。


まあ、学校で決められてるとか、学年足並み揃えて、とかいわれたら、ハイ!と答えてそっと出さない。もしくは、少なくしたり、たまに出したり、工夫してみて下さいね。



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