授業なんて○○だ!変な教師の成功仕事術

学校の常識とは違う事いっぱいだけど、すべて筆者の成功体験からの仕事術ばかり。変な教師なので、信じなくていいですよ。

1人で音読するための5ステップ

2018-05-20 17:52:04 | 国語
子どもの頃、国語の音読は、2種類しかやらされなかった。

ひとつは、「先生のあとについて読みましょう!」
先生が一文を読んで、子ども全員が同じ文を真似すること。
後追い読みなどという。

もう一つは、子どもが1人一文ずつ交代で読むこと。
一文交代読みなでどという。
ぼうっとしてて、よく自分の番が来て、どこ読むか忘れて、叱られたなあ。

でも、この二つ、かなりレベルが違います。

皆の前で、1人で読むのはかなりのプレッシャー。
今の時代、いきなり一人で読めない子もいるし、無理強いしたとクレームが来ることも。

音読も段階を踏んで、少しずつレベルアップしましょう。

レベル0
教師が全て読む。
子どもたちは聞いているだけ。
聞くことも勉強なので、これも大事。
聞き方は、以前のブログにかいたかな?

レベル1
先程の後追い読み。
教師が師範する読み方を子ども全員が真似して読む。
これなら、自信がない子も周りみんな読んでるから、安心して一緒に読める。

レベル2
半分交代読み。
男女別、または教室の左右別で一文交代で読む。
レベル1より人数が半分になり、少しプレッシャーをかける。

レベル3
列読み、班交代読み。
人数が6〜4人に減ってプレッシャー増。

レベル4
二人交代読み。
隣の席の子と2人組になり、2人で一文読んだら後ろの2人が読む。
これができれば、だいぶ音読に慣れて来たはず。

レベル5
1人交代読み。
最高レベル!
でも、レベル1から、毎日ひとつずつレベルアップしていけば、5日あれば1人交代読みできるようになります。

学年始めの物語教材でやっておけば、教材が変わっても1人交代読は大丈夫。

なかなか声が出ない子がいれば、できるレベルに落としてゆっくり時間をかけてレベルを上げていけばいいんです。

もちろん、絶対叱っちゃダメ。声が小さくても読めればOK。
どこ読むかわからない子には笑顔で教えてあげればいい。

音読はもっと深くバリエーションもあるけど、今日はここまで。


写真は記事と関係ございません。

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