工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

綿栽培日記~~その後 2018.10月  越冬

2018年10月31日 | 綿栽培日記

 

 

10月も終わりに近づき

朝晩の冷え込みもきびしくなってきました。

 

日中は 青空が広がり 気温もあがります。

 

 

 

ベランダに並べて 残り僅かな日光浴。

 

 

 

日の光の下 まだまだ 花も咲いてます。

 

もちろん・・

 

 

 

順調に実も膨らんでます。

 

 

10月の半ばから 

日中は ベランダへ

夕方から 室内へ・・と

 

移動を繰り返してましたが、

ここ数日、日中も気温が 20度を下回るようになり

 

日中も 室内の窓際で育てることに。

 

本格的な 越冬の始まりです。

 

綿花たちにとっては

 

2年目の冬。

 

昨年は 手探りでの越冬でしたが

今年は もう少し 過ごしやすい環境を整えてあげたいと思います。

 

 

あ・・ちなみに

 

9月からはじめた さし芽

 

10月の末の現在は・・

 

 

 

 

こんな感じ。

少し 伸びたような気がします。

 

変わらず 葉は枯れることなく 青々としています。

 

水槽の中の砂地にさした刺し芽も同じく

先月と変わらず 青々としてます。

これから気温がさがり

日照時間も減るなか

刺し芽はちゃんと根がつくのか?

 

今後のさし芽の様子も しっかり観察していきます。

******************** 

 10月31日

 

越冬をはじめた綿花たちの様子。

 

まずは・・太郎からの室内での様子。

 

 

枝を大きくひろげ 狭い窓際のスペースを占領?する勢いです。

 

・・っで 太郎は 3月の終わりくらいからどんどん花をつけ

夏の間に すでに綿がはじけたため

只今・・

 

 

第二弾?の実が あちらこちらにコロコロっと実ってます。

来月くらいには はじけるかな?!っと思ってます。

 

・・っで 次郎は・・

 

 

 

ここ数日で 実がどんどんはじけ真っ白い綿が顔をだしています。

 

 

 

 

 

全部で 5個ほどはじけてます。

 

 

そして・・こちら。

8月のおわりに 水槽・砂地栽培から取り出し 

土へと移行した・・

 

 

 

三郎。

ベランダで日の光を 約二か月間 

いっぱい浴びたおかげか おおきく育ちました。

 

 

 

只今、大きな実を二つ実らせてます。

 

そして・・四郎。

 

 

 

こちらは 予想以上に大きくなり 只今 約1Mほど。

 

葉っぱも大きく

 

 

 

手のひらほどに。

 

ちょっと遅咲きで 数日前に花を開かせ

 

 

 

ようやく

少しずつ実を膨らませ始めました。

 

 

 

そして・・こちらは 今月のはじめに 水槽(砂地)から引き揚げ

土へと移行した 

 

五郎。

 

 

 

こちらも 順調に育ち 青々と葉を茂らせてます。

 

この子も 三郎や四郎のように大きくなるかな・・??

 

 

 

・・っで こちらは 一つの鉢に 只今 3株が育っている

寄せ植え?状態の綿花

 

 

 

 

小さくても ちゃんと・・

 

 

 

実がなってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年は ベランダで 二回目の夏を過ごした綿花たち。

これから 本格的に 室内での 越冬に入りますが

ここで 忘れていけないのが・・害虫。

 

ベランダということで 害虫被害は少なかったのですが

それでも 虫は・・つきます。

 

 

 

葉っぱの裏に 白い点々・・。

 

これ アオバハゴロモ の卵です。

 

これをほっておくと・・白い綿のような小さな虫が孵化し

ピョンピョン飛び跳ねます。

 

すでに 数匹 ピョンピョン 跳ねてました・・。

 

昨年の越冬では この白い虫に悩まされましたが

今年は 早めの対策。

 

 

 

 

セロテープで ペタペタ・・取り除きます。

意外と・・多かった・・です。

 

取っても取っても・・一晩で また 同じ数・・いや それ以上の

卵を産み付けるので・・これから また

アオバハゴロモとの闘い?の冬がくる・・・。

 

 

・・っで ここまでが 綿花の成長の様子ですが

 

ついでに・・

 

狭い室内で 綿花を育てていると

どうしても 枝が・・

 

 

 

 

 

ぶつかって・・折れてしまうことが。

 

そんな時にも 役に立つのが・・セロテープ。

 

 

枝をまっすぐに戻して くるくる・・テープで巻いておくと

くっつきます。

その部分だけ 固くこぶのようになり

修復されてしまうのです。

 

恐るべし・・綿花。

 

 

2年間見続けていると

 

綿花の生命力の強さに

驚かされることばかり。

 

本当に

面白い植物です。

 

 

 

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泥大島紬でノーカラージャケット

2018年10月30日 | 大島紬

泥大島紬の長着でジャケットをお作りしました。

 

 

 

 

飽きがこず 他の洋服と合わせやすいシンプルなノーカラー。

 

 

 

両サイドに スラッシュポケット。

 

 

 

両サイド裾に 歩きやすいように 深めのスリット。

 

 

 

袖口も 長さが調節できるよう 折り返しスリット付き。

 

 

 

後ろは・・

 

 

 

こんな感じ。

 

裏は エンジの裏地で ちょっと 粋な感じに!

 

 

 

 

 

 

糸が細く 絵柄も繊細。

糸が細い分 しなやかで

付かず離れず

体に そっと寄り添う着心地です。

 

 

 

このジャケットは

来週の同窓会に着て行かれるご予定です。

間に合ってよかった・・(ほっ)

 

楽しいひと時をお過ごしくださいませ

 

 

********************

 

 

日曜に発生したイノシシ騒動。

 

結局、私は家におらず 母は外を見ておらず

のんきに

「イノシシどこ行ったかなぁ・・??」

っと我が家では 他人ごとのように話してたら

 

翌日がちょうど 町内会で 母が公民館にいくと

すでに

イノシシの話題でもちきりだったそうで・・。

 

ご近所の友人の家の前の坂道を上ったイノシシは

我が家の方へは来ず

そのまま 小道を上へ上へ坂を上っていき

広い通りに出て さらに 山へと向かっていったそうな・・。

 

その間の目撃者は後を絶たず

 

お巡りさんに通報するものもいたり・・と。

 

街をあげての大騒動。

 

まぁ・・イノシシさん。

出歩く時間が・・・悪すぎる・・

 

よりにもよって

日曜の昼前って・・一番 人通りの多い時間に

 

 

それも 大きな体で 3頭も・・。

 

 

きっと お向かいの山から

家族で お引越し?の最中だったのでしょうか??

 

 

最後の目撃情報は

坂を上り切ったところにある 某大手ストアー。

 

その裏を走れば もう 山はすぐそこ。

 

 

その後の目撃情報がないことから

きっと無事に山へとお引越しが済んだことでしょう

 

 

危険を冒し

住宅街をまっ昼間に移動しなければならなかった

イノシシたち。

 

侵入したのは???

 

イノシシの方なのか

はたまた・・・(山を崩した)人の方なのか??

 

 

今回は、誰もケガをせず被害もなく

よかったです。

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スカートからハイネックブラウスへリメイク

2018年10月23日 | 久留米絣~~スカート・ブラウス

絣のパッチワークスカートをリメイクして

ハイネックブラウスに作り直ししました。

 

 

 

 

 

ウエストベルトを外して 肩と襟ぐりにします。

衿をハイネックにしてちょっと変化をつけ・・

 

 

 

こんな感じ。

 

ウエストに貼り付けポケット。

 

 

 

 

スカートの脇に腕が通る袖くりをあけ・・

 

 

 

こんな感じ。

 

 

 

後ろは・・

 

 

 

 

こんな感じ。

 

 

 

スカートの面影?は残っていませんが・・

 

名残?!があるとすれば・・

 

 

 

 

スカートの後ろについていたファスナー。

 

脱ぎ着がしやすいように

そのまま残してます。

 

 

とってもお洒落なお客様。

お似合いでした

 

 

********************

 

 

3年ほど前に

いつもお世話になっているお客様に誘われ

商店街の片隅にある 

個人のお宅を改装した和食のお食事処に

ランチを食べに行きました。

 

オーナーの人柄でしょうか

そのお店の常連さんたちは

どの方もいい方ばかりで

私にも気さくに声をかけてくださり

私が着ている絣や着物リメイクの服に興味を示してくださって

いつしか

常連さんたちに 着物でお洋服をお仕立てするようになりました。

 

月に一~二回ほど

仮縫いや納めなどで

お邪魔しては

オーナーの優しい笑顔に癒され

今日まで お世話になりっぱなしの3年間でした。

 

 

昨年末、オーナーが体調を崩されお食事処は閉店されましたが

オーナーのご厚意で

時々 場所だけお借りして

お洋服の注文・仮縫いを続けていました。

 

ですが・・

今月いっぱいで

お店の建物を解体されることになりました。

 

今後は直接 常連さんたちのお宅にお邪魔して

お洋服づくりを続けていくことになりますが

 

このお店がなかったら

出会わなかったお客様たちに

出会わせていただいたオーナーに感謝でいっぱいです。

 

恩返しもなにもすることができませんでしたが

オーナーに繋いでいただいたご縁を

大切、これからも大切にしていきます。

 

ありがとうございました。

 

 

 

変わらないものはない・・と頭ではわかっているつもりでも

やっぱり

まだ・・

”そこ”にありつづけ

”そこ”にいけば 変わらず いつもの人たちに会える空間・・・

 

は・・本当に貴重なのだとしみじみ思います。

 

常連さんみんな口々に・・

 

「あんな居心地のいい場所は・・もうないよね・・。

 

っと。

 

そんな空間に ほんの数年間でもいられたこと

本当に感謝したいと思います。

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龍郷・泥大島紬でベスト

2018年10月03日 | 大島紬

龍郷の泥大島紬のハギレでベストをお作りしました。

 

 

 

 

前回、コートをお作りした残りの生地。

 

コートは・・こちら。

 

 

 

衿はノーカラー。

 

 

 

肩ヨーク切り替えにして ちょこっとだけギャザーをいれてアクセントに。

 

切り替えには

 

 

 

コートと同じく 赤のパイピングを挟み込み。

 

サイドにポケット。

 

 

 

サイド裾は スリット。

 

 

後ろは・・・

 

 

 

こんな感じ。

 

 

コートと同じく裏地も・・

 

 

 

 

赤!

 

 

見返し始末は ふらし仕立て

 

 

 

泥大島は 赤・エンジ色と相性がいいですね~。

 

 

普段は、極力 黒や茶色など色の暗めのものは着ないというお客様

なので

最初にお着物をお預かりしたとき

「地味になるんではないかと・・」と心配されていましたが

赤のパイピングと裏地を入れたことで

可愛くなった♪と喜んでいただけました。(ほっ・・

良かったです。

 

お母さまやお姑さんのお着物が箪笥にたくさん残っていても

色目や柄ゆきなどで

地味になってしまうのではないか?老けて見えるのではないか?と

心配される方は多いです。

 

私自身も 着物リメイク服を着ているため 同世代より老けて見えているだろうと

時々 感じることがあります。

 

出来れば 実年齢より 若く!見られたいっという思いは

 

非常に・・わかる

 

なので 

裏地やパイピングに 赤や黄色、ブルーなど明るめの色を

さし色することをご提案するようにしてます。

 

ちょっと”色”が入ることで華やかに。

 

そして

箪笥に眠ったままの着物が

日常服になると

 

嬉しいですね

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綿栽培日記~~その後 2018.9月 さし芽

2018年10月01日 | 綿栽培日記

9月に入り・・暑~い夏も ようやく終わり・・

 

 

なんてことは 今年はないようで・・まだまだ日中は夏日が続いております。

 

・・で以前から気になっていたこと。

 

それは・・水槽で育てている綿花たちが大きくなり

砂から根っこが顔をしばしば出す始末・・。

砂地栽培の水槽が手狭になっているのでは??

 

 

・・そこで 大きくなってきた2株を 

プランター栽培==”土”に戻すことにしました。

 

砂なので 簡単にするする~っと根っこが抜けると思っていたのですが・・

 

甘かった・・。

 

砂の中とはいえ 根っこはかなり広範囲にひろがり

しっかり根を張っていました。

 

 

 

 

見た目ほっそり見えますが

これでもかなり砂地の中では根が張っていたのですよ。

 

 

 

 

・・っで この2株を 鉢へ植え替えました。

 

もともと 土の中で種から育てた綿花を

昨年のこの時期に 越冬させるために水耕栽培へと移行した2株です。

 

綿花の気持ちは・・きっと・・

 

土から 水にいれられ・・また 一年後 土に戻される・・

 

どうなのよっ!っと憤慨?しているところでしょうが

 

 

土に戻されて 約1っか月たった現在・・

 

 

 

1株はこれ。

すくすく育ち 茎も葉も 室内の砂地で栽培していたころとは比べ物にならないほど

 

野生化してます・・。

 

・・っで もう1株は・・

 

 

 

こちらの左側。

右際は 種の頃から土で育った綿花たち。

その綿花と比べても遜色ないくらい 茎の太く 葉も大きい。

 

砂地の水の中から 土へ移行したその日から

まったく動じることなく 元気にシャンっとしているこの2株。

 

綿花って・・強いなぁ・・。

 

 

さらにさらに・・すごいことがっ!

 

じつは、2m近くまで背丈が伸びた 太郎と 1m80まで伸びた次郎。

今年は台風がきたこともあり

背丈を1m50ほどに切ることに。(==摘心)

 

 

 

 

上の画像は 摘心後。

コンパクトになり

このサイズなら 越冬のお世話もしやすいです。

 

 

 

 

・・で 摘心で切ったその枝、捨ててもよかったのですが 

 

よ~く見ると その切った枝に 新芽がチラホラ・・。

 

そこで・・

 

 

 

プスッ・・。

土に さし芽することに。

 

・・っで 上の画像は 約一か月たった現在のさし芽です。

土にさした当初は 小さな新芽は開いていなかった。

 

・・ですが こちらも環境が変わったことなど どこ吹く風?まったく動じることなく

 

2週間くらいで 新芽が開き 

現在に至ってます。

 

綿花・・おそるべし。

 

・・っでさらに・・

 

 

 

プスッ・・プス・・。

 

 

あと2枝も さし芽してみました。

こちらは 砂地へ。

 

これも 今 現在の様子。

 

この2枝も 土に挿した1枝と変わらず

2週間ほどで 新芽が開き・・

今に至ってます。

 

約1か月たってますが 枯れる気配もなく

元気です。

 

・・っで 砂・土に埋まっている部分はどうなっているのだろう??

 

っと 土の枝を掘り返すと・・

 

 

 

こんな感じ。

 

画像では よくわかりませんが 枝の切り口に小さな根?が出始めているような・・???

 

ただのゴミ?のような・・。

 

目に見えてわかるほどの変化はないようですが

ちゃんと 水を吸い上げ 成長しているようです。

 

・・っで 砂地の方も同じく 画像のピントが合わず

撮れませんでしたが・・見る限り 表面に小さなポコポコが出ているような??

 

こちらも見た目では まったく変化はないようですが

ちゃんと 水を吸い上げ 成長しているのは間違いないようです。

 

もうしばらく様子をみたいと思います。

 

 

 

ではでは・・今年 種から育て始めた

土・砂地・水 の3株の綿花はどうなったかというと

 

 

まず・・土で育ている1号は・・

 

 

 

こんな感じ。

手のひらを覆うほど元気に育ってます。

 

・・っで 砂地の2号は

 

 

 

 

こんな感じ。 

ヒョロヒョロ~っと背丈は伸びてます。

 

・・っで 最初 水だけで育てて 成長が悪いので砂地に移行した3号は

 

 

 

 

 

 

手前の葉っぱが2枚の株。

ようやく 新芽が開きましたが

小さいままです。

 

水だけで育てた綿花3号は 最初の成長は どの株より早かったのですが

その後、一気に 他の2株に逆転されてしまいました。

 

ただ・・この3号がこのまま枯れるのか?っというとそういうわけではないようで

じつは、ほかの2株よりも 芯になる根っこは太く

倒れることなくしっかりとしてます。

 

なので 大器晩成?今後の成長に期待したいと思います。

 

 

 

・・つぎに こちら。

 

 

 

種の時から 2Lペットボトルの中で育てた綿花。

綿花は

ペットボトルという小さな空間の中でも育ちます。

 

そして・・

 

 

 

小さいですが 花も咲き

実もなってます。

 

 

最後に・・

 

 

今月の綿花たち。

 

 

 

 

 

 

2年目の夏も ますます元気に大きくなってます。

 

 

 

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