昨日は
お隣り佐賀県の各地で行われている陶器祭りを
廻ってきました。
まず 最初の目的地は
“佐賀県武雄市の黒牟田焼 丸太窯”
電気やガス釜での生産が多い昨今には珍しい
登り窯がありました。
お隣り 佐賀県有田町は白磁が有名ですが
ここ黒牟田焼は 唐津焼系に属し
力強い 生命力あふれる作風の器たちが特徴だそうです。
陶器の歴史は長く なんと420年
桃山末期に遡るとか・・・
そんな歴史のある黒牟田焼
ファンも多く
明け方からの大雨にも関わらず
佐賀県や佐世保市内はもとより
福岡など遠方から
多くのお客様で賑わってました。
お庭もキレイで 紅葉も今が見頃。
値段は ちょっと高めなので
私のお財布にも優しい 小さな“願い地蔵”様を購入。
たくさんのお地蔵さまの中で
唯一 笑っている優しいお顔のお地蔵さまでした。
次に お隣り黒髪山の麓の作家村の“秋の窯祭り”へ
その中の“いろえ工房”さんへお邪魔しました
黒髪山を目の前に望む工房は とってもお洒落
ギャラリーの入り口
の向こうには・・・
池が広がっていました。
ここは 先ほどの黒牟田焼とは 全く違う
白磁にキレイな色絵付けが施された
繊細でモダンな器たち
こちらも ぞくぞくとお客様がご来場。
ギャラリーの奥では
手作りケーキとサラダのサービスがあるなど
最高に贅沢な時間が流れてました。
金・土・日は 予約制でランチ(¥2100)もできるそうです。
黒髪山を眺めながら
いろえ工房の器でのんびりランチ。
たまには そんな贅沢もいいですね。
もう一軒いけるかな?っと車を走らせ
次に向かったのが“陶祥窯”
二階がギャラリーになっていました。
ここの器は 先の二軒とは またもや全く異なり
赤や黄色・青色など色とりどりの絵付けが特徴で
すべて 手書き。
吹き抜け天井になった雰囲気のある二階のギャラリーで
ぜんざいとお茶のサービスがあり
器を載せた朱塗りのお膳は なんと100年前のもの。
古民家のような建物自体も 歴史があるそうで
もとは庄屋さんだったそうです。
昨日は たくさんある窯元さんの中で
たった三軒しか廻れませんでしたが
同じ佐賀県北西部に位置し
車で 10~15分足らずしか離れていないのに
その窯元さんごとに
まったく違った魅力があり
とても楽しい窯元めぐりになりました。
伝統を守るところ 新しい作風に挑戦するところ・・・
いろんな意味で元気をもらった一日でした。