大島紬で ラグランジャケット完成!
男物の羽織でできています。
襟元が 紐で絞るようになっており お好みで広げたり絞ったり
ギャザーを寄せることができます。
襟と見返しは・・
別生地・龍郷大島紬でアクセント。
襟もとの柄がちょこっと変わるだけで ぐ~んと印象が変わります。
今日 納品してきました。
喜んでいただいてよかったです。
もう一枚 大島紬の羽織で 同じデザインのアレンジをご注文いただきました。
感謝
只今 我が家のお隣りでは 大がかりな工事が始まりました。
解体です・・。
40年見慣れた風景が 半日にして 大きく変わろうとしています。
もともと 横並びに親戚が並んでおり
我が家の隣は 祖母亡き後 叔父の管理する貸家になっていました。
その貸家は 祖父が建てた家で
戦前の某船会社から廃材を選んできて家を組んだそうです。
今は なかなか見かけることもなくなった 大きな柱と梁。
祖父の自慢だったそうです。
着物だけでなく 古い家具や家・建具好きのワタシとしては
解体中の家の中をのぞき込んでは
大きな梁・柱に惚れ惚れ・・。
壁は 竹で組まれ 土壁で覆われ
梁は 木の形 そのままの流線型を描き
柱は いい具合に 黒々。
まさに 古民家!
「(解体するなんて)もったいない・・・・」
そのうち ワタシが借りたいっと思っていたのですが・・
実は・・ほぼ 3カ月前 ちょうど ゴールデンウィークのなかびに
並びの 叔母の家が全焼するという大惨事がおき
もらい火で 叔父の貸家も・・半焼・・。
解体せざるを得ないという事態になってしまったのでした・・。
我が家から 窓を開けると すぐ目の前が叔母の家であり
あと5分消火が遅れていたら
風向きが こっち方向に吹いていたら・・
何か月たっても・・恐怖で 身震いがします・・。
世の中 何が起こるかわからない・・
この日以来 つくづく 感じずにはいられません・・。
そして 今 生まれてきたころから ずっと
”そこ”にあって当たり前だった景色が 二度と戻らない形になり
”祖父の自慢だった”大きな梁も柱も 誰もその思いを共感する人もなく解体され・・
(叔母二人誰一人みんな怪我もなく無事だったのですが)
叔母たちは 別の街へと移り住んでいき・・
貸家に住んでいた人も 別の家へと越していき・・
誰も・・いなくなりました。
”変わらないものは・・ない”
とはいいますが
”いつか”は とおもっていることが 突然 起こると
ちょっと狼狽えてしまいます。
あれから 3か月。
長かったような 早かったような・・。
本格的に きれいさっぱり 変わってしまうまで
あと2週間。
新しい”景色”は どんなふうになるのでしょう・・。
ちなみに・・幼なじみと この解体を見守りながら・・
「畑・・したいね・・。」
「これからは 自給自足だよね・・。」
「うん。何が起こるかわからないもんね・・。」
「ジャガイモかな・・・。カボチャかな・・。」
「トマトも いいね。」
っと有事に備えようと身構えてます・・。
ま・・叔父の土地なので・・実際には 畑には使えないんですけどね・・