工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

大島紬で ラグランジャケット

2015年07月28日 | 大島紬

大島紬で ラグランジャケット完成!

 

 

 

 

男物の羽織でできています。

 

襟元が 紐で絞るようになっており お好みで広げたり絞ったり

ギャザーを寄せることができます。

 

 

襟と見返しは・・

 

 

 

 

別生地・龍郷大島紬でアクセント。

 

襟もとの柄がちょこっと変わるだけで ぐ~んと印象が変わります。

 

今日 納品してきました。

 

喜んでいただいてよかったです。

 

もう一枚 大島紬の羽織で 同じデザインのアレンジをご注文いただきました。

感謝

 

 

 

 

只今 我が家のお隣りでは 大がかりな工事が始まりました。

解体です・・。

 

40年見慣れた風景が 半日にして 大きく変わろうとしています。

もともと 横並びに親戚が並んでおり

我が家の隣は 祖母亡き後 叔父の管理する貸家になっていました。

 

その貸家は 祖父が建てた家で

戦前の某船会社から廃材を選んできて家を組んだそうです。

 

今は なかなか見かけることもなくなった 大きな柱と梁。

 

 

 

 

 

 

祖父の自慢だったそうです。

 

 

着物だけでなく 古い家具や家・建具好きのワタシとしては

解体中の家の中をのぞき込んでは

大きな梁・柱に惚れ惚れ・・。

 

 

 

 

 

壁は 竹で組まれ 土壁で覆われ

梁は 木の形 そのままの流線型を描き

柱は いい具合に 黒々。

 

まさに 古民家!

 

「(解体するなんて)もったいない・・・・

 

そのうち ワタシが借りたいっと思っていたのですが・・

 

実は・・ほぼ 3カ月前 ちょうど ゴールデンウィークのなかびに

 

並びの 叔母の家が全焼するという大惨事がおき

もらい火で 叔父の貸家も・・半焼・・。

 

解体せざるを得ないという事態になってしまったのでした・・。

 

我が家から 窓を開けると すぐ目の前が叔母の家であり

あと5分消火が遅れていたら 

風向きが こっち方向に吹いていたら・・

何か月たっても・・恐怖で 身震いがします・・。

 

 

世の中 何が起こるかわからない・・

この日以来 つくづく 感じずにはいられません・・。

 

 

そして 今 生まれてきたころから ずっと 

”そこ”にあって当たり前だった景色が 二度と戻らない形になり

”祖父の自慢だった”大きな梁も柱も 誰もその思いを共感する人もなく解体され・・

(叔母二人誰一人みんな怪我もなく無事だったのですが)

叔母たちは 別の街へと移り住んでいき・・

貸家に住んでいた人も 別の家へと越していき・・

 

誰も・・いなくなりました。

 

 

”変わらないものは・・ない”

 

とはいいますが

”いつか”は とおもっていることが 突然 起こると

ちょっと狼狽えてしまいます。

 

 

あれから 3か月。

長かったような 早かったような・・。

 

 

本格的に きれいさっぱり 変わってしまうまで

あと2週間。

 

新しい”景色”は どんなふうになるのでしょう・・。

 

 

 

ちなみに・・幼なじみと この解体を見守りながら・・

 

「畑・・したいね・・。」

「これからは 自給自足だよね・・。」

「うん。何が起こるかわからないもんね・・。」

「ジャガイモかな・・・。カボチャかな・・。」

「トマトも いいね。」

 

 

っと有事に備えようと身構えてます・・。

ま・・叔父の土地なので・・実際には 畑には使えないんですけどね・・

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隣りの家の解体作業・・

2015年07月20日 | 日記
2か月前 あんなこんな・・が いろいろありまして・・

今日から 隣の家の解体作業が始まりました。

坂の街 長崎には

石垣の上や階段の上に建つ家が多く

お隣も その家の一つ・・。


重機が入らないので どうやって解体するのかなぁ?っと思っていたら


人間ってすごい・・・。



”手”作業で解体されてます。


ノミで 壁板をはがし コツンコツン・・っと。


家を建てるのも ”人の手”ならば 取り壊しも ”人の手”



職人さんの技術のすごさに ただただ・・感心するばかり・・。



暑い中 危険で辛い作業ですが

どうぞ お怪我がないように・・。



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白色 テントウムシ

2015年07月08日 | 日記
梅雨のこの時期 雨がシトシト・・

湿気がムシムシ・・

なのは いたし方ない・・のですが

他にも 困ったことが・・。



とにかく よく雑草が伸びる・・・。

この前 刈ったばかりだったのに・・(涙)


・・っで そんな雑草を ジッと眺めてみると・・


ちょろちょろ・・ちょろちょろ・・動き回る小さな生き物。









白いテントウムシ。


初めてみました。



ネットで調べてみると ”ハイイロテントウムシ”というそうで

主に 沖縄に生息しているそうな・・。


ん??ここは 長崎・佐世保。





米軍基地や 自衛隊基地 海上保安庁 や漁船

最近は 大型客船も入港する

港町ですから



飛んできた?!というよりも


南の島から お舟にのって・・いや 

くっついてやってきたというところでしょうか?




何にしても 遠路はるばる ようこそ佐世保へ。




今年は アブラムシが大量発生で

庭のいたるところで テントウムシを見かけますし

居心地は 良いのでしょうか?


害虫アブラムシのおかげで?

今年は 珍しいテントウムシに出会えました。














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夏の風物詩

2015年07月06日 | 日記
七月に入り

もう あと2週間ほどで 夏休み!っというのに

この涼しさ・・・。

まったく ”夏”らしくない長崎ですが

昨日は 

アメリカの独立記念日ということもあり

恒例の米軍基地の花火が 盛大にあがりました。


毎年 花火の”ド~ンッ!”という音がすると

面白いTVがあっていようが ご飯中だろうが

二階に駆け上り 花火を見るのが習慣になってますが

今年の花火は すごかった!


小雨が降る中の花火でしたが

大尺玉が連発!!


経済に無頓着な我が家は 


「アメリカって 今 景気がいいのかなぁ?」


と 花火の大きさと景気の良さを勝手に結び付けて楽しんだ花火大会でした。




花火を見ても

一向に”夏らしさ”を感じませんが

庭の草むしりをしていると・・こんなもの発見!










セミの抜け殻。



どんなに雨が多くても 涼しくても

ちゃんと 季節になると出てくる夏の風物詩!


・・っで セミ本体は

大空にむかって飛び立っていったのか?っと思いきや





私の足元に コロン・・・




お腹を向けて バタバタ・・もがいてました・・・。



・・これは 大変!っと 金木犀の木に移してやると










・・じっと身を固めてましたが

大丈夫かな??




セミは 

7年 土の中で過ごし 

地上に出てきて一週間で

その人生を終える・・・




と よく聞きますが



「せっかく出てきた 広い世界。

固まってないで しっかり 謳歌するんだぞぉ~~」




っとセミに言ってはみたものの


まるで 

一歩を踏み出せない自分自身にむけて

いっているようなエールですね・・ 






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父の遺した本棚

2015年07月01日 | 日記
倉庫を片付けていたら

父が生前使っていた?!と思われる本棚が 出てきました。








ずっと倉庫に押し込まれ 物を積み上げられていた本棚。

その存在は 知ってはいたのですが・・

気に留めることもないまま 数十年。


今回、 この倉庫を別の用途で使おうと片付け

本棚も 移動することに。


捨ててしまえばいいのかもしれませんが・・

やはり 父が遺したものと思うと

使う用途はなくとも 捨てるには忍びない・・。

・・っで とりあえず 廊下に置くことにしたのですが


ふっ・・っと 松の香が。


木について 詳しくはありませんが

よく見ると・・








ん~見事な年輪?!

松の無垢板のようです。






その証拠?に・・







松やに・・染み出てます・・・






父が生きていた頃からの本棚なので・・

かれこれ・・40年以上前の本棚。




それでも・・歪み・ソリなどはなく ガタがない・・。


すごい・・。


裏板は ベニヤが使ってあるので その板だけは

ボロボロと崩れそうですが・・



磨けば いい艶が出そうです





父は 30代の頃から その若さで 盆栽と池の鯉が好きな人でした。

なので 我が家の狭い庭には 2本の黒松の木が植えてあります。

これも 40年が過ぎ 立派な大木?!になり













ボチボチ 見守っていこうと思っていたのですが




ある事情により

この度・・やむなく 1本を切らざるを得なくなりそうです・・




龍のように 曲がりくねって伸びていた松の木。












なので せめて 切った木を 捨てずに残しておこうと思ってますが

どうやって・・保存しておいたらいいのもやら・・?!



生徒さんから


「塩水で磨いておけばいいよ。」


っと聞いたので いざというときには 

っせっせと塩水で磨いてみようかな。




40年間 何も変わらなかったこの土地も

ある事が キッカケで 大きく変わろうとしています。


変わらずにいたい我が家ですが

変わらざるを得ないのなら


変わることで 

新しい風が 吹いてくると思おう。




前向きに前向きに


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