“プライド”とは誇りや自尊心、自負心を意味する言葉で、良い意味で使われるのが一般的であるが、好ましいとは思えないプライドを持っている人も意外に多い。 肩書に頼って生きている人にも言えることで、肩書を失えばただの人になってしまうのをたくさん見てきたが残念に思う。
プライドの特徴は、次の通りである。
1.自意識過剰
2.自尊心が高い
3.自分が正しいと思っている
4.完璧主義者
5.自分のミスを人のせいにしがち
6.人に頼みごとをするのが苦手
7.自慢話が多い
8.ブランド志向
10.役職や学歴などにこだわる
11.融通が利かない
12.周りの友人が離れていく
13.大きな失敗をしたら一気に落ちる
14.客観性があまりない
15.人当たりが冷たい
16.自分の思いどおりにいかないとイライラとしがち
以上のことは自分にも当てはまることも多いが、最近、気になっていることがある。個人情報をあまり明らかにしないことである。個人情報保護法や憲法12条で個人の人権が保障されているが、一方で公共の福祉というものを忘れてはいけないと思う。
個人情報の保護はもちろん大切であるが、個人情報を大切にしたばかりに公共の福祉が失われるようでは困る。住みにくく生きづらい社会になっていることは確かで、町内会の加入率低下もその一因だろう。
日本では、ソーシャルディスで個人主義化して人とのつながりが薄らいでいる。個人の権利を主張する人が増えて、相手に対する思いやりや感謝する気持ちが薄らいでいるような事件が頻発している。我が子への虐待やイジメなどもそのように思うが、自由が高まれば高まるほど“個人主義化”するので仕方がないのかも知れない。
2021年の日本の出生数は厚生労働省によると約51万人、1899年以降で最少記録を更新し同省の予想より6年も早いペースである。国立人口問題研究所では2053年に1億人を割る人口予想であったが、早まる公算が強まっている。これが、個人主義化の影響でないことを願っている。
「十勝の活性化を考える会」会員