十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

ニューヨーク株式市場

2020-08-31 05:00:00 | 投稿

 

先日、NHK第1放送「マイあさ」(世界はいま)で、NHKニューヨーク支局の小口氏が、「今のニューヨーク市場の株価を字回復ではなく、K字回復である。」と聞きなれない株式市場の言葉を使っていた。

 

字回復とは、Kの左側のが高値・低値を表わし、右斜め上の線は株価が上がっていく銘柄を示し、右斜め下の線は下がっていく銘柄を示しているそうである。

 

上がっていく銘柄には、アップルやアマゾンなどのIT企業であり、下がっていく銘柄は、観光業や金融業などが占めるそうである。本日(811日)のニューヨーク市場の株価は、300ドル以上も値上がりしていたが、IT企業の株価が引っ張った結果らしい。

 

株式市場では、相場のことは相場に聞け」という格言があるが、今の株価は「新型コロナウイルス」の収束予想と同じようにプロの証券マンでも分からないので、相場に聞くしかない。

 

市場の株価は、6カ月程度の先を示す経済指標であるが、アメリカ経済の4~6GDPの年率換算が3割以上マイナスであり、日本も2割以上マイナス(民間シンクタンク23社平均)であり、年度着地の数値がどのようになるか分からない。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注) GDP

GDPとは、「Gross Domestic Product」の略で、「国内総生産」のことを指します。
1年間など、一定期間内に国内で産出された付加価値の総額で、国の経済活動状況を示します。付加価値とは、サービスや商品などを販売したときの価値から、原材料や流通費用などを差し引いた価値のことです。
極めてシンプルに例えるならば、付加価値とは儲けのことですので、GDPによって国内でどれだけの儲けが産み出されたか、国の経済状況の良し悪しを端的に知ることができます。

ある一定期間と次の一定期間のGDPを比較して、変化を%で示すことで、経済成長の度合いを知ることができます。このように、成長率の推移は、経済成長が続いているのか、それとも停滞しているのかを判断する目安になります。

(出典:三菱UFJモルガンスタンレー証券ホームページより抜粋)

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秘境“屋久島”

2020-08-30 05:00:00 | 投稿

 

53歳の時、趣味が登山だったので45日を掛けて北海道から屋久島に飛び、九州最高峰の宮之浦岳に登った。

 

世界自然遺産の屋久島は円形型の五角形で、大隅半島から約60キロの島である。1カ月に35回も降ると言われる雨が多いところで、島の90%が森林で覆われている。

 

島には、屋久島三岳と言われる宮之浦岳永田岳栗生岳があり、海からの湿った風が上昇気流となり、山の周りが雲となり雨が降るのである。だから、隣にある種子島が晴れていても、屋久島では雨が降るのである。

 

宮之浦岳に登った時も雨であったが、途中、苔むした深い森や鹿の「ヤックン」にも出会った。屋久島は「サル2万、シカ2万、ヒト2万」という言葉があり、猿のほか鹿も多いところである。

 

屋久島は雨が降ると一気に増水したり、滑落事故、道に迷って行方不明になるなど、登山事故が絶えないので注意しよう。

 

また、屋久島には世界有数のウミガメ産卵地である永田浜があり、ウミガメを見るのが初めてだったので、感動したことを覚えている。

 

そして、水が奇麗なので酒造りメーカーが2社あり、「三岳」という銘柄の美味しい焼酎などを作っているので、酒好きへのお土産にはピッタリである。

 

なお屋久島では、「屋久島一周マラソン」が開催されており、100キロコース、50キロコース、25キロコースなどがあり走るのも良い。

 

また、宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」の舞台になったとされる「白谷雲水峡」など、幻想的な所がたくさんある島である。樹齢3,000年前後と見られる縄文杉も見られるが、片道10キロの山道を歩いて行くしかないので、健脚向きにお勧めしたい。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注) 屋久島

屋久島(やくしま)は、鹿児島県大隅半島佐多岬南南西約60kmの海上に位置する熊毛郡屋久島町に属し、近隣の種子島口永良部島などと共に大隅諸島を形成する。より南方にトカラ列島奄美群島が位置する。九州最高峰の山、宮之浦岳がある。

[概要]

面積504.29 km2、周囲130km(東西約28km、南北24km)。円形に近い五角形をしており、淡路島よりやや小さい。鹿児島県の島としては奄美大島に次いで2番目、日本全国では7番目の面積である北海道本州四国九州除く)。

(屋久島の山々のパノラマ)

 

豊かで美しい自然が残されており、島の90%が森林である。島の中央部の宮之浦岳1936m)を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、島の面積の約21%にあたる107.47km2ユネスコ世界遺産に登録されている。

屋久島はほぼ全域が山地であり、1,000mから1,900m級の山々の連なりは八重岳と呼ばれ洋上アルプスの異名もある。

海からの湿った風がこれらの山にぶつかり、「屋久島は月のうち、三十五日は雨」と表現されるほど大量の降雨をもたらすため、年間降水量は平地で4,500mm程度(平年値4,477.2mm)、山地では8,000mm12,000mmにも達する。

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

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コロナに揺れる多国籍タウン ~新大久保~ 

2020-08-29 05:00:00 | 投稿

 

先日、NHKのBSでコロナに揺れる多国籍タウン~新大久保~を放映していた。新大久保は、アジア人など人口が増えて賑わっているらしい。このテレビ放映を見て思ったことは、次のとおりである。

 

行政機関に貼られている「変わる時代、変えるスタイル、未来志向」の標語ではないが、まちは時代と共に変わっていくのである。そして、私たちの生活スタイルも変えざるを得ないのである。

 

現に、地方への移住がはじまり、東京一極集中が排除され、リモートワークが始まっている。人口が増えれば新大久保のように、商魂たくましく色々な店が出来て賑わうが、人口が減れば、まちは朽ちていくのである。

 

20年前、釧路地方(十勝の55%)の炭鉱町にあった「雄別炭鉱」を見てきた。かつて約15千人が住んで賑わっていた炭鉱町であるが、昭和30年代後半以降、エネルギー革命による石油へのシフト、海外炭との競争や相次ぐ炭鉱事故などにより、1970年(昭和45年)に閉山した。

 

昔は映画館やダンスホールなどもあったが、現在、シカやヒグマしかいない無人のまちになっており、病院やスーパー(購買部)は心霊スポットになり朽ちていた。

 

炭鉱町の夕張市も、かつて11万人超の人口であったが、現在は8千人を割っており、実に15分の1以下である。夕張市は、2007年に財政破綻し国の管理下に置かれているが、同じ財政破綻の都市に、2013年のアメリカのデトロイト市がある。

 

最盛期には、自動車産業の都市として人口170万人もいたが、現在は約70万人で犯罪のまちとして有名であるが、最近、ゴーストタウンからロボットの都市として再生を遂げてきているらしい。

 

都市は、時間と共に変わっていくのである。なお、日本で一番人口が少ないは、かつての炭鉱町であった北海道歌志内市で、20205月末現在、3,080人である。

「十勝の活性化を考える会」会長

 

 

1) 新大久保駅

新大久保駅は、東京都新宿区百人町一丁目にある、東日本旅客鉄道JR東日本)山手線である。

[概要]

当駅には環状線としての山手線電車のみが停車し、それ以外の列車は通過する。

西武新宿駅 - 高田馬場駅間で並走する西武鉄道新宿線も、山手貨物線の東側を通過している。山手線の単独駅は当駅と目白駅のみである。

[駅周辺]

駅前には大久保通りがとおり、中央線大久保駅まで約300m。駅西側の百人町は昔から楽器店が多い事で著名。

また、アジア各国の民族料理店も多く立地する。駅東側は韓国料理店韓流グッズ店が連なる東京のコリア・タウンとして有名である。

 

2) 雄別炭鉱

雄別炭鉱は、北海道釧路市(合併前の旧阿寒町)に存在した炭鉱

1919(大正8年)127日に北海炭礦鉄道株式会社が創業。 翌年、鉄道の敷設と炭鉱の開発が開始された。 1923年(大正12年) 117日に鉄道が完成し、炭鉱の操業が開始されるが、1924(大正13年)に三菱鉱業(現在の三菱マテリアル)が買収し、以後、子会社として分離されるなどの経緯はあったが三菱財閥系の炭鉱として存続した。

1964に最大出炭量を記録するも、エネルギー革命の波には逆らえず、さらに1969に茂尻鉱坑内爆発事故を起こしてしまったために出炭を中止。翌1970には閉山に追い込まれた。

山間僻地であったことから、閉山直後より企業城下町となっていた集落群は無人地帯となった。病院などの施設は現存しているが放置されている。

なお、雄別周辺は国有林であり、現地へ行く際は入林許可を受けなければならない。また、周辺はヒグマの生息地でもある。現存する建物は荒廃が進んでいる。携帯電話も圏外となる。

2007(平成19年)に経済産業省近代化遺産として認定したため、保存に向けた動きも出てきている。

 

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

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現代貨幣理論(MMT)の有効性

2020-08-28 05:00:00 | 投稿

 

昨年、MMT(現代貨幣理論、Modern Monetary Theory)なる耳慣れない経済理論が現われて、「自国通貨を発行する政府は、財政赤字を懸念しなくてもよい」という議論を展開し、日本でも一大旋風を巻き起こした。現在、そのような財政政策が、日本でもとられている。

 

自分は経済学者ではないので、MMTのことはよく分からないが、今年3月末現在の国債残高はGDPの約2倍で、先進国の中ではずば抜けて比率が高い。

 

その理由は分からないが、国債の主要運用でもある株価が企業の業績低迷にもかかわらずなんとか維持されているのは救いである。

 

国の借金である国債残高は増えるばかりで、どのように減らすのだろう。家計や企業に置き換えてみると借金が増えるばかりで、借金の返済を借入で賄っている状態である。いつかは自己破産せざるを得ないかもしれないのかもしれない。

 

今月17日付けの内閣府の発表によれば、46期の日本のGDPは、年率換算マイナス27.8%で、アメリカはマイナス32.9%、EU諸国平均は40.3%であった。

 

MMT(現代金融理論)は、アメリカのようなインフレの国には有効であるが、日本のような少子高齢化によるデフレの国では、その効果より後遺症の方が大きいのではないだろうか。

 

今のような不況が長引けば、日本のマイナス成長は避けることができず、人口減少により税収は落ち込み、基礎的財政収支の黒字化は遠のき、そのつけを後世に回すばかりである。

 

社会福祉の負担増、コロナ禍の克服は国の喫緊課題であるが、不自由を乗り越えての共生や後世のための我慢も必要ではなかろうか。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

 

 

注) 財政再建

 

(朝日新聞社説)財政再建目標 現実を直視すべきだ

 いつまで夢のような想定をもとに、できないことを「できる」と強弁し続けるのか。政府が公表した中長期の財政試算である。

 内閣府は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年度の実質経済成長率の見通しをプラス1・4%からマイナス4・5%に大幅に下方修正した。これに伴い、国と地方の基礎的財政収支が黒字化する時期は、1月の試算よりも2年遅い2029年度になるという。

 安倍政権が掲げる財政健全化目標は「25年度に黒字化」だ。達成はいっそう遠のいたことになる。ところが目標は変更せず、そのまま維持するという。西村康稔経済再生相は「決して無理ではない」と述べた。この試算には、これまでに行ってきた歳出削減の取り組みの効果は織り込んでいない。同じような努力を続ければ、試算よりも3年程度早く黒字化を実現できるという理屈だ。あまりに無責任ではないか。

 試算は、政権が目指す「実質2%、名目3%程度」の成長を来年度以降ずっと続けることが前提になっている。だが、政権発足の翌年から昨年までの7年間の平均は、実質1・0%、名目1・6%と、想定の半分にとどまる。戦後2番目の長さの景気拡大の期間とほぼ重なるにもかかわらずだ。

 政府は「政策効果が発現すれば、想定する成長が実現する」と説明してきた。だが、今回のコロナ禍で、目標とする成長率の達成はさらに難しくなる。現実的な成長率のもとで、財政再建に向けた道筋を描き直さなければならない。

 内閣府の推計によると、日本経済の実力を示す潜在成長率は0・9%でしかない。このペースで成長した場合、基礎的財政収支は29年度でもまだ10兆円超の赤字が残る。税収は高齢化などによる歳出増とほぼ同じ金額しか伸びないため、時期を先送りしても黒字化できない。歳出や歳入の抜本改革が避けられないことになる。

 コロナ禍に直面する国民の命や暮らしを守るために、国の借金が当面膨れるのはやむを得ないだろう。ただ、第2次世界大戦時並みに悪化している財政を、どうやって持続可能にするのか。その考え方は速やかに示す必要がある。

 「成長はすべての矛盾を覆い隠す」。チャーチル元英首相の言葉としてよく語られる。確かに高成長すれば、不人気な厳しい決断をせずに済む。しかし当てが外れれば、膨らんだ矛盾が後になって表面化するだけだ。

 これ以上、逃げ続けることは許されない。厳しい現実を直視すべきだ。

 

(情報元:朝日新聞デジタル版、2020年8月3日付け)

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失明した人

2020-08-27 05:00:00 | 投稿

 

昨年、帯広市主催のとかちフードバレーマラソン2.5キロの部)に、帯広市議会議員の方が失明した人と手を取り合って、三人で出場した。

 

沿道の観客から、失明した人に対して大きな声援が送られていたが、その声援に対して失明した人は、笑顔で応えていたのが印象的であった。

 

彼は、現在72歳であるが、50歳の時に糖尿病で失明したそうである。従って、50歳までは視力があったので、周りの情景が目に浮かび、視力のある人よりも良く見えると思う。なぜなら、彼には視力はないが心の目で見ているからである。

 

昨年、日本ホスピス在宅ケア全国大会が帯広市で開かれ、柳田邦男氏の講演「大人が絵本に涙するとき」~ケアする人、ケアされる人のために~を聞いてきた。

 

柳田氏によると、子供には見えても大人の目には見えないものがあるらしい。その昔、ユリウス・カエサルが、「人は見ようとするものしか見ない」と言ったそうだが、目の見える人は心の目で見ようとしないから、まさにその通りだと思う。

 

最近、SNS上で差別的表現であるヘイトスピーチや煽り運転などが繰り返される嫌な時代であるが、新型コロナ禍で人間の価値観が変わってきたので、そのうちにヘイトスピーチなども無くなるかも知れない。

 

失明した人のことを書いたが、彼は毎日、朗読本を聞いていて体力も抜群である。そして、何事にもプラス思考で取り組んでおり、最近、視覚障害者5人制サッカにも挑戦している。

 

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注) 視覚障害者5人制サッカー

 

視覚障害者5人制サッカーとは、視覚に障害を持った選手がプレーできるように考案されたサッカーである。競技は国際視覚障害者スポーツ連盟IBSA)が統括しており、国際サッカー連盟FIFA)が定めたフットサル5人制室内サッカー)のルールを一部修正したものに沿って行われる。日本での視覚障害者5人制サッカーは日本ブラインドサッカー協会JBFA)が統括する。

[掛け声]

ディフェンスの際、ボールを取りに行く時に、「ボイ!」(スペイン語で「私が行くぞ」という意味)と声を掛ける。これは無駄な接触プレーを防ぐためである。

[観客の対応]

視覚障害者サッカーはボールの音や選手との掛け合いなど、聴覚を頼りとするスポーツであるため、プレーの妨害にならぬよう、プレー中に観戦客が声を出すことは一切禁止でマナー違反とされている。但し、チームがゴールした直後などプレー時間外ならばその限りではない。

 

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

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