十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

孫につたえる アレルギーってなんだろう

2019-06-30 05:00:00 | 投稿

  

『アレルギーは免疫のかんちがい』

細菌やウィルスなど体に悪さをする病原体が体に入ってきたときに、病原体を追い出したり、やっつけたりするしくみを「免疫」といいます。

免疫は体を病気から守る、大切なしくみです。

体に入ってきたものが本当は悪くないのに勘違いして反応、これがアレルギーです。

アレルギーの原因となるのは食物や花粉などに含まれる特定のタンパク質で「アルゲン」いう。

食べ物に含まれるアルゲンによって引きおこるアレルギーのことを「食物アレルギー」という。


(食物アレルギー・卵の場合)

卵が体に入ると免疫が勘違いを起こし、敵を攻撃するため(IgE抗体)がつくられます。

IgE抗体が、アルゲンをやっつけようとすると体にアレルギー反応が出ます。

口や唇がはれる・せきがとまらない・顔や体に赤いブツブツができる・息が苦しい・ぐったりする・くちびるや爪が青白いなど。

時には突然全身にあらわれて命にかかわるもの(アナフラキシ-)もあります。


(いろんな「アレルギーの病気」があるよ)

[食べものが原因のアレルギー]

(特定原材料 7つの食べ物)

  乳製品・卵・小麦・落花生・えび・かに(特定原材料 7つの食べ物)

(特定原材料に準ずる20の食べ物)

  オレンジ・キウイ・ばなな・桃・りんご・カシュナッツ・くるみ・大豆・ごま・やまいも・まつたけ・いか・あわび・いくら・鮭・鯖・鶏肉・牛肉・豚肉・ゼラチン

おなかが痛くなったり、吐いたり、じんましんが出たり、くちびるがはれたりと、全身にいろいろなアレルギー症状が出ます。


[皮ふに出るアレルギー ]

アトピー性皮ふ炎

ダニやほこり、食べ物、皮ふの乾燥、汗、紫外線、空気の汚れ、疲れなどが原因で肌がかゆくなったり、かゆみのある赤いブツブツが出来たり、肌がジクジクしたりという症状が出ます。原因はひとつではなく、いくつか重なっている場合がほとんどです。


[呼吸に出るアレルギー]

ダニやほこり、ペット、カビ、けむり、冷たい空気、はげしい運動などが原因で、せきが出たり、空気のとおり道がせまくなってヒューヒュー、ゼーゼーと言う音がするなどのアレルギー症状がでます。


[目や鼻に出るアレルギー]

花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎

植物の花粉や、ダニなどが原因で、目がかゆくなったえり、まっ赤になったり、鼻水が出たりというアレルギー症状がでる。

春、スギやヒノキなどの花粉が原因で出るアレルギーを花粉症といいます。

季節に関係ないものが原因  アレルギー性鼻炎 アレルギー性結膜炎


[そのほか、こんなアレルギーも]

ラテックス(天然ゴム)

 

[虫アレルギー]

蚊などの虫に刺されたり、さわったり、蛾、蝶などのりん粉をすいこんだりすることで、肌がかゆくなったり、赤くはれたりします。

蜂毒アレルギーハチに刺されて毒が体に入り急激に全身が赤くはれる、吐く、呼吸が苦しくなる。


(アレルギーがあるかどうか調べる)

病院に行きお医者さんに検査をしてもらう。

(皮ふテスト)プリックテスト

  アルゲンかも知れない液体を皮ふにたらし、特別な針で、皮ふの表面をこすって液体をしみこませ、15分~20分後にチェツク。

(血液検査)

   血液の中に含まれている、IgE抗体の量を調べる。

(血液検査で調べても、原因がわからないことも)

  アレルギーについては未だわかっていないことがたくさんあるのです。

                            

(アレルギーについて知りたいとき)

 アレルギーに関する情報はインターネットで手に入ります。

日本学校保健会 こちら

 「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」(平成20年発行)

文部科学省

  一般社団法人アレルギー学会  こちら

  アレルギー相談センター

独立行政法人環境再生保全機構  こちら

公益財団法人日本アレルギー協会 こちら

 (主な参考文献) 食物アレルギーA to Z」 (第一出版)

          これだけでわかる食物アレルギー(みらい)

          食べ物トアレルギー   (WAVE出版)

          安心して食事ができる食物キャラクター図鑑(日本図書センター)

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 編集部注)あなどるなかれ、ほんとうは怖いアナフラキシーショック

アナフィラキシーを発症した場合には、速やかに医療機関を受診することが推奨されています。

すでにアナフィラキシーの可能性があると診断され、「エピペン」を携帯している人は使用してください

出典:社会福祉法人 恩賜財団 済生会  こちら

 

 

 

 

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我欲とは・・・

2019-06-29 05:00:00 | 投稿

 

「官僚」になるとほとんどの人は、事務次官を目指します。良い官僚とは、国益より省益を重んじる人です。

私は脳出血で倒れて、行政庁でキャリアを積めず退官しましたが、一般企業に移ってから社会人として何が一番大切かを知ることが出来ました。そして倒れてから、自分が一人で生きて行けないことを痛感し、今の自分があります。

大学や色々なところで講演していますが、「出会い」と「変容」、

即ち新しい自分に成長することで、生きる糧を得ました。

名誉欲を捨てた人ほど強いということです。

私は「名誉欲」だけでなく、仏教でいう「我欲」を捨てることにより、本当の自分が見えて来ました。

そこから自分がしたいこと、障害があるからこそ果たせる役割を発見出来たと思っております。障害の有無に係らず、自分がしたいことをやれることは幸せなことです。

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ひとり親家庭等生活支援事業

2019-06-27 05:00:00 | 投稿

厚生労働省 ひとり親家庭等日常生活支援事業について

  母子家庭、父子家庭及び寡婦の方が、修学等や病気などの事由により、一時的に生活援助・保育サービスが必要な場合又は生活環境等の激変により日常生活を営むのに支障が生じている場合に、家庭生活支援員の派遣等を行います。
※制度を設けていない都道府県等に居住されている場合は、支援の対象となりませんのでご注意下さい。

支援内容
家庭生活支援員が次のような支援を行います。
(1)乳幼児の保育
(2)児童の生活指導
(3)食事の世話
(4)住居の掃除
(5)身の回りの世話
(6)生活必需品等の買物
(7)医療機関等との連絡
(8)その他必要な用務

出典:厚生労働省ホームページ


国は「次代の社会を担う子どもの健全な育成を図るため」として、各自治体に取り組みを指示していますが、補助金を出すだけで実際に現場で奮闘しているのは市町村の担当者と支援員です。そしてそこには厳しい現実があります。

ある支援員の方からお便りをいただきました。

  今週も日曜日 ○○市役所からひとり親家庭等生活支援事業の要請がありました。
  午前9時~午後5時過、1歳と7歳の子供保育を担当しました。
  母親と2人の子供が前日に引っ越し、自宅の中は段ボールがうず高く積んで有りました。
  1歳の男の子がたびたび高熱を出し、困り果てて市役所に相談したようです。
  当日は37.1度に下がったものの、母親の抱っこから離れず人見知りをします。
  午後になってからようやく慣れ、2人を連れ散歩が出来ました。
  元夫からの養育費は月末に受領することになっているが、遅れることが多々。
  母親の就労は非正規雇用で、1か月の生活費は10万円を下回ります。
  ひとり親貧困生活実態を再度認識した状態です。
  今後も見守り協力しょうと思います。

「十勝の活性化を考える会」会員M
 


編集者注)なお、この支援サービスはいまだに有料です(国は金とるんか~!!)

平成26年9月30日 雇児発 0930 第 13 号

厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知

10 費用の負担  家庭生活支援員の派遣等を受けた世帯は、別に定める基準により派遣等に要した費用を負担するものとする。


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「高校生へのアプローチを行なう意義」の講演

2019-06-26 05:00:00 | 投稿


平成31413日、十勝振興局で大正大学教授浦崎氏の講演「十勝広域で高校生へのアプローチを行う意義」を聞いてきた。十勝総合振興局と十勝の未来を考える自治職員の会の共催で、以下の開会挨拶の言葉で始まった。

 

『急激に時代の変化が進む社会情勢の中、二十年後の十勝を考え、次世代に地域を繋いでいくことを一年間みんなで考えて、辿り着いた一つのキーワードは、「高校生」でした。

二十年後、地域を動かすのは今の高校生の世代です。新年度、そして平成が終わり新たな元号「令和」へ。十勝の未来をより多くのみなさんと考え、具体的な行動に繋げていきたいと考えています。』と。


講演を聞いてきた理由は、私たちの会の名称十勝の活性化を考える会と似ており、何かの参考になると思ったからだ。主催者の挨拶にあるように二十年後の十勝を支えていく人たちの「高校生」というキーワード、確かにそのとおりだと思う。この講演を受けて、私たちのブログ投稿文の継続テーマを「教育」と「地域」にした。

 

先日、帯広市中心市街地にある商店街を歩いてきたが、解体された「空地」と「空き家」が目立った。この現象は何も帯広市だけの現象ではなく、全国各地に見られる現象である。人口減少していく状況のもと、地域を活性化していくことは難しい問題ではあるが、指をくわえては居られない。人口減少が進むと、まちがゴーストタウン化してしまう恐れがあるからだ。全国各地でゴーストタウン化を見てきた者にとって、どうしてもそれを避けねばならぬ。因みに米国のデトロイト市は、かつては自動車の町として知られ、最盛期には180万人の住民がいたが、現在は70万人程度で失業率や貧困率が高く、犯罪の町として有名である。だから、地域活性化のポイントは、「知恵比べ」でもある。

「十勝の活性化を考える会」会長

 

注)ゴーストタウン

ゴーストタウンとは、一度形成された都市や集落廃墟化して、居住していたことを示す建物や痕跡のみが残されている場所のこと。ただし実際には、ごく少数の住人が住んでいる場合もある。 産業による環境破壊や衰退、戦争自然災害での退去など、何らかの理由により住人が退去して無人となることで形成される。

[産業構造の変化]

集落の存在理由が特定の産業に依存している場合においては、その産業が持続的なものではなく、衰退した場合には集落の存在意味を失うことである。

その意味において、生活の伝統も基盤もない地域に人工的につくられた集落が自然消滅するというのは、ゴーストタウン発生の典型例として認められている。

日本でも、北海道九州北部の炭鉱跡を中心に同様の元鉱山町が存在する。多くは、大きな都市の一部の集落が廃村になったものであるが、長崎県端島は採炭のための人工島だったため、島そのものが完全にゴーストタウンと化している。

(出典:  『ウィキペディア(Wikipedia)』)




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「北海道いのちの電話」

2019-06-25 00:00:00 | 投稿

先日、「北海道新聞」令和元年619日付け夕刊『今日の話題』欄に、以下の記事が載っていた。

 

「人には生きる力があります。」 杉本明さん(65)は確信している。自殺を防ぐ「北海道いのちの電話」の事務局長。 悩みに耳を傾ける相談員と、23年間を共にしてきた実感だ。 通話が長い時には数時間。理解し共感しようと話を聞くうちに、相談者は自信を省み始めるという。

そして、「どうしてこんな話に付き合ってくれるんですか」と悩みを客観視できるように。 「また電話します」と切る時には声の調子も明るくなる。そんな、「力」を取り戻す間面に相談員は立ち会う。相談員は、指導のようなことはしない、「そうなんですね」と肯定的に受け止め、「もう少し聞かせてくれませんか」と話を深める。

気がかりなのは近年、自殺を示唆する電話が増えたこと。昨年は13%だった。それに伴い平均通話時間は、数年前と比べて10分延び、約40分となった。相談内容は、孤独と病気、障害に関するものが多い。家族と暮らしていても、その存在が感じられない電話も目立つそうだ。

187人の相談員が36524時間体制で相談を受ける。昨年は、14556件。それでも、かかってくる電話の5%にしか応じられていない。だから、杉本さんは中学、高校や地域に出掛けて講演し、周りの人の悩みを聞ける人になってほしいと訴える。

「専門的な難しいことではありません。困っている人の思いを受け止めてあげて。」

気軽にぐちをこぼし合える社会であれば、きっと、もっと生きやすくなる。

 

十勝の活性化を考える時、生きやすい社会をつくることがまず大切であると思う。そのために自分に何ができるかを、ご一緒に考えませんか・・・・・。

「十勝の活性化を考える会」会長



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