十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

人間の自由と犬の自由

2022-04-29 05:00:00 | 投稿

人間の自由とは如何なるものであろうか。ロシアや中国は共産主義国家であるから、自由主義国家である日本に比べて自由がないだろう。

人間は、思想の自由や宗教の自由など様々な自由を保持しているが、人間は社会的な動物であるから一定の義務を果たさなくてはいけない。そうでなければ、それぞれにふるまえば、人間はまとまることができない。今のようなコロナが感染拡大しソーシャルディスタンスで人と人とのつながりが薄れている時には、尚更だろう。

話は変わるが、ウクライナ軍がロシアとの戦争で予想に反して戦況を巻き返している。その理由のひとつに、人間の結束力があると思う。人間は、一大事になると“火事場のバカ力”といわれるように、数倍の力を発揮することがある。

ウクライナの歴史を見ると、キエフ王国から分離したのがロシアであるから、いわばウクライナが兄貴分で弟分がロシアである。ウクライナ人にとって、国や価値観を守るために命をなげうって戦っているのである。それをプーチンは、過小評価していたのではないだろうか。人とのつながりはいつの時代にも必要で、人間の自由は平和があってもたらされることを、今回の戦争は示しているように思う。

ところで、私は11歳の大型犬“ゴールデンレトリバー”を飼っている。朝と夕方に、10キロ離れた川原で、首からリードをとってから散歩させている。犬にも、犬の権利があり自由が欲しいのである。犬は水を飲むために8メートルほどの崖を登ったり下りたりして健康を維持している。

犬にとってリードされるということは、奴隷につけられた鎖のように自由を奪うものと思っている。

先日、ラジオを聞いていたら動物愛護の国“ドイツ”では、人間の子どもと一緒で犬にしつけやマナーを学ばせ、訓練したうえで犬を放し飼いしているところがあるらしい。 “可愛い子には旅をさせよ”といわれるが、子どもにも世の中の辛いことや苦しいことを経験させることが大切であると思っている。

「十勝の活性化を考える会」会員


無関心

2022-04-28 05:00:00 | 投稿

 

今年7月に行われる参議院選挙に対して、 “無関心でいられない。なぜなら、保守党系が勝つか革新党系が勝つかは分からないが、ロシアが日本を攻めてきて、北方四島のように北海道を分断するかも知れないからである。現在の世界秩序は乱れており、そんな不穏な情勢にあるといっても過言ではないのである。

北方四島とは、クナシリ(国後)、エトロフ(択捉)、ハボマイ(歯舞)、シコタン(色丹)である。以前、この島の漢字を読めない沖縄北方大臣がいたが、大臣ともあろう人が読めないのは道民として大変残念である。

先日、モーニングショウを見ていたら、最近の若者は老人より保守性が強いそうである。なぜかといえば、日本は平和でありこの状態を望んでいるからであり、投票結果にも表れているそうである。

だが、今のウクライナを見ているといつまでも平和であるとはいえず、いつ第三次世界大戦が起こっても不思議でないのである。ただ、ロシアのウクライナ侵攻を見れば分かるとおり、核戦争になれば人類はひとたまりもないのである。

今回の戦争で小麦など国際商品が値上がり始めているが、最も恐れているのは地球温暖化による食料事情の悪化である。実際、戦争が起こって一番困っていることは食料であるらしい。だから、日本はもっと食料自給率を上げなければいけないと思っている。

その点で十勝の食糧自給率は、カロリーベースで千パーセントを超えている。 「食たりて礼節を知る」ではないが、食が満たされてこそ人間は生きることができると思う。その意味で十勝は、住みやすいところである。

ここで、九州に住んでいる知人が送ってきた俳句を一句。

いずかたも 地は荒らぶれど 福寿草

日本の国土疲弊、食料自給率の低下を詠んだ俳句だそうです。まさに減反政策で休耕田が増えている日本の農政を象徴しているようである。

「十勝の活性化を考える会」会員

 


#道の駅おとふけ

2022-04-27 05:00:00 | 投稿

 道の駅おとふけ“なつぞらのふる里”は、明日(4月15日)にオープンする。 道の駅は十勝でも16六カ所あり、17番目のオープンである。日本の食を支えている音更町だけあって、「十勝の食の集結」をコンセプトに9軒の地元飲食店も出店している。

音更町は、パンやうどんの原料となる小麦、生活に欠かせない味噌、醤油、納豆、豆腐などの原料となる大豆の日本一の収穫量を誇っている。現在は帯広市に住んでいるが、青春時代は音更町で育ったので、私のふる里でもある。

音更町には、小麦、加工食品工場、納豆・豆腐工場、乳製品工場等々の食生活に必要なものを作っている会社がたくさんあるが、道の駅は、各地方自治体と道路管理者が連携して設置し、商業施設や休憩・宿泊施設、地域振興施設などが一体となった国土交通省により登録された道路施設である。

道路利用者のための「買物、食事、休憩機能」、②道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、➂道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という機能とを持っている。

20年前までは幹線道路沿いに“ドライブイン”というものが多くあったが、魅力的な道の駅に押されて無くなった。これからは、十勝平野にある“道の駅街道”と呼ばれるようになるだろうが、一方で、どこもかしこも道の駅ができて、共倒れの心配も少ししている。道の駅の全国登録数は、1,194箇所あり、その活性化が日本の活性化に繋がり、日本の救世主に繋がる可能性がある。

一方、今年3月の新聞記事に、“空き家問題”が載っており、2045年の十勝の人口は約7万人減少の27万人が見込まれている。十勝を含めた北海道は、30年後に向こう三軒両隣の空家時代がくるので、今から道の駅おとふけも、それに向けての広範囲のニーズの検討と対策が必要だろう。

道の駅は第三セクターで行なわれており、当然に民間並みの競争原理が働くので、収支を念頭に国と同じように借金漬けならなければ良いと思っている。 「道の駅おとふけ」の発展を期待したい。

「十勝の活性化を考える会」会員

 


脳出血

2022-04-26 05:00:00 | 投稿

北海道新聞を読んでいると、脳幹出血の記事が書かれていた。私も10年前の61歳の時、脳出血を罹患した。目の前が真っ暗になり、5~10秒後に倒れた。救急車で病院に運ばれ、頭骸骨を割る手術を行ない一命をとりとめた。出血量は35ccで多量であったが、脳幹出血でなかったことが幸いしたらしい。脳幹出血の場合には、命を落とす人が多いそうである。

現在、脳出血の後遺症で認知症であるが生活に支障はなく、毎日行なっていた介護施設のリハビリは、週1回に減っている。介護3から実質支援になり、2.5キロの市民マラソンにも挑戦した。真っすぐに歩けないが、軽く走った方が自転車と同じで転ぶことはない。

私は、リハビリ施設の自転車が好きである。過日、負荷“7”で10分間、3.6キロ走り、この6年間で最高記録を達成した。何事にも目標を持つことは大切で、特に障害を克服するためには重要である。

介護施設の利用者は70~80代の人が多く認知症の人も多い。年齢が65歳以上になると認知症の症状がではじめるといわれ、車やロボットの普及で足や頭を使わなくなったのが原因で、現代病のひとつだと思っている。

私はそう病でハイテンションを抑える薬を飲んでいる。ハイテンションも困ったものであるが、障害を克服した理由にプラス思考、すなわちハイテンションがあったからだと思っている。

「十勝の活性化を考える会」会員


#ウクライナ戦争

2022-04-25 05:00:00 | 投稿

 

ロシアが、ウクライナに侵攻して2カ月になり、子どもを含めて多くの人が殺されている。人類は有史以来、領土や宗教などで他の民族との戦いは絶えなかったが、この戦争はいつになったら終わるのだろう。

20世紀の国際社会は、国際連盟規約(1919年)、国連憲章(1945年)などを通じて、基本的には自衛戦争と集団安全保障以外は、軍事力を行使してはいけないという国際規約をはぐくんできた。今回のロシアのウクライナへの軍事侵攻は、1世紀をかけて築いてきた国際規範を根底から崩したものである。

戦後、平和国家として歩んできた日本は、ウクライナ戦争を率先して阻止するべきである。今回の戦争については、国際法を軸に考えることが重要である。今回のロシアの行動は、国際紛争解決のための武力行使を禁止する国際憲章違反である。一方、ウクライナの行動は個別的自衛権の行使による合法的なものである。

ロシアの侵略的な武力攻撃や市民への無差別な殺りくは悪で、ウクライナが侵略から自営的な措置をとるのは正当な行動である。この前提がないとロシアの行動に対して、なぜ国際社会がこれだけ結束して批判しているか理解できない。

今回のウクライナ戦争を見ても、国際安全保障の重要性を改めては感じている。世界には多くの戦争があり、様々な困難や問題があるが、結局、アメリカの傘の下に守られてきたのが日本だろう。5兆円という多額の軍事費を使ってはいるが、日本の財政はそんなに余裕はない。国連安全保障理事会の5常任理事国による集団安全保障も機能しなくなってきている。

そこで日本は、どうするか。唯一の被爆国として、「核兵器を持たず、作らず、持ち込まず」という非核三原則を国是としており、国力が低下しているとはいえ今が日本の出番だろう。

ロシアが隣国であることには変わりはない。不安定な状態が続くよりもロシアが安定した方が日本の国益につながる。現に、日ロ漁業交渉が妥結せずサケやマスの魚が食べられず、ウニやカニもロシアから入荷しなくなった。ロシア向けに輸出される中古車も少なくなって困っている人がたくさんいる。ウクライナ戦争は、早くおわってほしい。

 「十勝の活性化を考える会」会員