ソ連2,000万人、中国1,500万人、アメリカ400万人、日本300万人、ユダヤ人600万人。世界二次大戦の推定犠牲者の数である。ソ連や中国では、何と日本の犠牲者よりも5~7倍も死んだり殺されている。さらに驚くことにホロコースト、すなわちユダヤ人の大量虐殺では、600万人余りが殺されている。
日本も日独伊の三国同盟国として、それに加担したのである。父は幸いか不幸か分からないが、身長148センチで太平洋戦争には行けなかったらしいので、父から戦争の話を聞いたことがない。友人の父は満州に行ったらしいが、戦争の話は一切話さなかったらしい。彼はきっと中国人を何人も殺したので、思い出したくなかったのかもしれない。
一方、兄嫁の伯父さんはノモンハン事件で戦死しているが、戦争とはそういう物である。日本軍の真珠湾攻撃で始まった太平洋戦争では、開戦前の奇襲攻撃でアメリカ兵が、2,500余りが死んでいる。真珠湾攻撃はだまし討ちで、アメリカのルーズベルト大統領は演説で、その日を「アメリカ合衆国にとって恥辱の日」としている。
開戦の合図の電文は、大本営より発信された「ニイタカヤマノボレ一二〇八」であった。新高山は日本領であった台湾の山の名で、当時の日本の最高峰(3952m)であった。今でも戦争は、民族対立や宗教が原因で起きているが、人間は愚かな動物で反省することが出来ない。反省は、サルでもできると思うのだが・・・・・。
「十勝の活性化を考える会」会員
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