昨年、友人に読められて勧められた本、 アレキシス・カレル著「人生の考察」の紹介。
『自然の目から見れば、強いことこそが最高の美徳であり、弱いのは最低の悪徳になる。
生命は強者のみを好むから、弱者は滅びる運命にある。われわれが必要とする強さは、運動選手の筋肉的強さや、修道僧の持つ道徳的強さや、哲学者や科学者の知的強さとは異なっている。
それは筋肉と器官と精神による持久力と調和と柔軟さに加えて、疲労や飢えや悲しみや心配に耐えられる能力から成る。
それはまた、希望を持って行動する強い意志と、けして敗れることを考えない心と、肉体とのしっかりした結び付きであり、われわれの全身をみなぎる喜びである。
どうすればこういう力を得ることができるのだろうか?それには忍耐強く、根気よく。毎日努力する方法はない。(後略) 』
(アレキシス・カレル著、「人生の考察」、渡部昇一訳より)
人類はいま、パンデミックの「新型コロナウイルス」と戦っている。この本に書かれているとおり、希望を持って行動する強い意志と負けない心で、新型コロナウイルスに粛々と挑もうと思っている。
「十勝の活性化を考える会」会長
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