茨城県南部、土浦の駅前通りを北に10分くらい歩くと、いつもごま油の香ばしい匂いがする。
ふるい木造家屋に暖簾がかかっている。
土浦のガイドブックに必ずでてくる有名な?保立食堂。
明治から創業しているという。
暖簾がくたびれている。
第2次大戦中、土浦の予科練生がここで親族と食事をしたなどの話を聞く。
帰らぬ人もいたことを思うと、食堂全体のくたびれた感じがしみじみする。
ごま油の香りから江戸前と思うが、ひとけがなくて、中が薄暗いので入りにくい。
ガイドブックにあってもそんなに流行っていないようだ。
そもそも、土浦に観光に来る人は少ない。
安西水丸さんに地方のお城巡りの本がある。
土浦城を訪れたついでに、この店で「特上かき揚げ定食」を注文したら、「特大」のが出てきて困った、という話があった。
いったん通り過ぎて、店の全景を撮った。
二階はお座敷になっているようだが、もう使われていない雰囲気。
安西さんを偲んで、特上のかき揚げ定食に挑戦するのもよいかもと思いつつ、思案してやめた。
ちょっと寂しいグルメ案内でした。
ではまた、ぶらり。
初めまして、まったく突然コメントしてみました。
というのは、もう30年も前になるでしょうか、私は仕事の関係で顧客の工場のある土浦と小山にはよく名古屋から出掛けて行ったものでした。
何せ大分前の話で土浦と小山がこんがらかってしまって、老舗の天ぷら屋も行ったことがあるのかなあなんて、さっきからgoogle map など調べて昔を懐かしんでおりました。 土浦と小山といえば推察できるかと思いますが建設機械関係です。 私はエンジニアでしたから泊まりで行くこともありましたが
大抵は新幹線を使っての日帰りが多かったのですが全く知らない所でなく、ちょっと愛着を感じます。
これからも懐かしくブログを拝見させて下さい。
結局、老舗のてんぷらやは行ったことがありませんでした。
コメントありがとうございます。
土浦も30年前はもう少し活気があったと思います。今は隣のつくば市が圧倒的人気で、ますます陥没していますが、丁寧に見ると歴史ある待ちだけあって発見があります。霞月楼という料亭もかろうじて営業しています。
まったく人気のない茨城県でしたが、今日の全国ニュースで人気度最下位を11年ぶりに返上、42位とありました。コロナのせいか東京から近間の県として認知度が上がったのかもしれません。
ハンガリーはいったことありませんが、きれいな写真と素敵なイラストから現地を想像して楽しんでします。