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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」
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〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島 までお願いします。
発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。
NO850
みなさん、こんにちわ。
今日は松ちゃんちのイノシシ君の事を書きます。
いつも書くのを忘れていて申し訳なかったけど、イノシシ君も松ちゃんちの家族の一員です。
家の下と期間困難区域にある牧場から戻った松ちゃんは、餌置き場の横にあるイノシシ小屋に向かった。
「お、水ねぇ~な、じゃぁ~あげっぺか」と近くに置いていたポリタンクを取りイノシシたちに水を。
イノシシ小屋にはコンクリートで作られた水路があって、一か所に流れるように溜まりイノシシたちが飲みやすく、水遣りもしやすいように作られているんです。
雑食性で餌やりが簡単そうですが、イノシシたちは食べるときは食べるんですよ。
水を美味しそうに飲むイノシシ君。
こうして見ると可愛い目をしてます。
この日は穏やかな顔して僕の事を威嚇してこなかった。
もちろん松ちゃんがいたからですが。
この日僕はそろそろ帰ろうかと上の道路に車を止めていたのだけど、松ちゃんが「餌取って来る」と言ったので付き合い家まで降りた。
松ちゃんはお父さんの家に行き何やら茶色の袋に手をかけた。
ふすまやエン麦や配合飼料の入っている袋と同じものだったので「何あげるの」と聞いたら「米だぁ~」と。
近くに寄って袋を見たらコシヒカリって書いてあった。
思わず「松ちゃん、これコシヒカリって書いてあんじゃん!」と言ったら「何年か前の米だぁ~、人間が食ったら不味いっていうかもしんねぇ~やつだ~」と返し、すかさず「それでもコシヒカリだよね~、随分、贅沢なイノシシだね」と僕は返した。
ササニシキとかコシヒカリは銘柄的に高級なお米という先入観があって、イノシシ君にはもったいないんじゃないかと言う僕の事を松ちゃんは笑っていた。
イノシシがコシヒカリ???
イノシシがコシヒカリ。
う~ん、やっぱ贅沢かな~。(笑)
松ちゃんはバケツ一杯に米を入れ、白いポリタンクに水を補給してイノシシ小屋へ。
与えるとイノシシは直ぐにやって来て爆食い。
むしゃむしゃと美味しそうに音を立てて食べた。
被災して来春5年目を迎えるのだけど、ここにいたイノシシも老衰で何頭か亡くなり今は2頭だけになった。
前のイノシシは、この小屋で十数年生きたらしい。
捕えられて殺処分されたイノシシ・イノブタがたくさんいる中で、松ちゃんちのイノシシは幸せもんだと思った。
老衰で逝くまで美味しい餌を食べられるのだから。
いつも思うんだけどイノシシもダチョウも牛も、犬や猫も自分の所で飼っちゃう松ちゃんの動物愛には脱帽。
この日、何にでも驚きびっくりする僕を笑いながら冷やかに見ていた松ちゃん。
彼は相変わらず人気者で、この後遠くから友人が駆けつけてくれたと言っていた。
自分も忙しいのにやる時はやる男です。
動物にも人にも優しい。
この日、松ちゃんに自分の牛を託した半谷のじっちゃんの「本当にああいう人がいなくてはダメなんだぁ~」の言葉を思い出した僕だった。
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今日は松ちゃんちのイノシシ君の事を書きます。
いつも書くのを忘れていて申し訳なかったけど、イノシシ君も松ちゃんちの家族の一員です。
家の下と期間困難区域にある牧場から戻った松ちゃんは、餌置き場の横にあるイノシシ小屋に向かった。
「お、水ねぇ~な、じゃぁ~あげっぺか」と近くに置いていたポリタンクを取りイノシシたちに水を。
イノシシ小屋にはコンクリートで作られた水路があって、一か所に流れるように溜まりイノシシたちが飲みやすく、水遣りもしやすいように作られているんです。
雑食性で餌やりが簡単そうですが、イノシシたちは食べるときは食べるんですよ。
水を美味しそうに飲むイノシシ君。
こうして見ると可愛い目をしてます。
この日は穏やかな顔して僕の事を威嚇してこなかった。
もちろん松ちゃんがいたからですが。
この日僕はそろそろ帰ろうかと上の道路に車を止めていたのだけど、松ちゃんが「餌取って来る」と言ったので付き合い家まで降りた。
松ちゃんはお父さんの家に行き何やら茶色の袋に手をかけた。
ふすまやエン麦や配合飼料の入っている袋と同じものだったので「何あげるの」と聞いたら「米だぁ~」と。
近くに寄って袋を見たらコシヒカリって書いてあった。
思わず「松ちゃん、これコシヒカリって書いてあんじゃん!」と言ったら「何年か前の米だぁ~、人間が食ったら不味いっていうかもしんねぇ~やつだ~」と返し、すかさず「それでもコシヒカリだよね~、随分、贅沢なイノシシだね」と僕は返した。
ササニシキとかコシヒカリは銘柄的に高級なお米という先入観があって、イノシシ君にはもったいないんじゃないかと言う僕の事を松ちゃんは笑っていた。
イノシシがコシヒカリ???
イノシシがコシヒカリ。
う~ん、やっぱ贅沢かな~。(笑)
松ちゃんはバケツ一杯に米を入れ、白いポリタンクに水を補給してイノシシ小屋へ。
与えるとイノシシは直ぐにやって来て爆食い。
むしゃむしゃと美味しそうに音を立てて食べた。
被災して来春5年目を迎えるのだけど、ここにいたイノシシも老衰で何頭か亡くなり今は2頭だけになった。
前のイノシシは、この小屋で十数年生きたらしい。
捕えられて殺処分されたイノシシ・イノブタがたくさんいる中で、松ちゃんちのイノシシは幸せもんだと思った。
老衰で逝くまで美味しい餌を食べられるのだから。
いつも思うんだけどイノシシもダチョウも牛も、犬や猫も自分の所で飼っちゃう松ちゃんの動物愛には脱帽。
この日、何にでも驚きびっくりする僕を笑いながら冷やかに見ていた松ちゃん。
彼は相変わらず人気者で、この後遠くから友人が駆けつけてくれたと言っていた。
自分も忙しいのにやる時はやる男です。
動物にも人にも優しい。
この日、松ちゃんに自分の牛を託した半谷のじっちゃんの「本当にああいう人がいなくてはダメなんだぁ~」の言葉を思い出した僕だった。