HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

Keith Jarrett Trio 『My Funny Valentine / Song』

2006年06月26日 | ジャズ

"My Funny Valentine / Song" Keith Jarrett Trio

 この映像を見ながら、ああこのトリオも、もうかれこれ20年以上続いているのだなとしみじみと思った。何度となく演奏したであろう『My Funny Valentine 』。
 1996年のライブ映像だ。今はもっと老いているのだろう。演奏の頂点に達したのは過去の事であったと言ってもおかしくない彼らの演奏は、重ねた年月とともに変化をし続ける。その継続力はすごいの一言に尽きる。
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Ulf Wakenius 『Music of Keith Jarrett』

2006年06月26日 | ジャズ
 国内発売代理店「ノルディック・ノーツ」から、直送でアルバムが届いた。全編、Keith Jarrettの作品の演奏。原曲の演奏を知っているものは、どうしても比較してしまい、よいと思うものもあれば、物足りないものもあるのが正直な感想。あくまで、丁寧にセンチメンタルに演奏するというスタンスでの、Keith Jarrettの楽曲への解釈が彼の演奏の自由さを狭めた観もぬぐえない。
 厳しめのレビューだが、おそらくKeith Jarrettの演奏を耳にすることなく、本作を聞く人は、素直に楽曲を受け止め、そのクリーンなギタートーンと、美しいメロディーに好感を抱くであろう。

 実際、原曲を私自身知らない楽曲「Everything That Lives Laments」は、私には本作一番のお気に入りの作品となりそうだ。間接的な予想ではあるが、おそらく原曲のベースは、チャーリー・ヘイデンであろう。メロディックなリードベースと後半それを軸に扇情的なギターソロが展開される。そして、ベースとギターのユニゾンで主題が繰り返され、曲は終わりを迎えるのだ。この原曲のアルバムはすでに発売されていないようで、中古市場で高値で扱われていた。

 画像はKeith Jarrett 『Mysteries』

 このアルバムが梱包されていた再利用封筒には、遠い北欧の国の切手が何気なく張られていた。さりげないことだけれど、またこの代理店から購入したいと思った。
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