HEY HEY MY MY

和・洋問わず音楽を聴いて、思ったこと、感じたことを時々、こそっと、書きます。

「ドラムライン」と「ブラス!」

2006年01月01日 | 洋楽一般
 この2つの映画は、共に金管バンド(前者はマーチング、後者はバンド)を題材にしている。興行的にどちらが成功を収めたか知らないのだが、先入観なく2つの作品を見終えた。前者は、実にアメリカ的、個人の可能性と成功、サクセスストーリー、後者は、実話をモチーフにしただけに、社会的な背景の中で生きる人々の姿。
 軍配は、「ブラス!」。私の勝手気ままな判定。誰もが勝者にはなれない。天性の才能にも恵まれない。仕事にも、運にも恵まれない。
 それでも生きていく人々の姿を「ブラス!」は、威風堂々で締めくくる。

 死語だけれど、「労働者階級」という自己の存在に共感してくる響き。

 原題は、「BRASSED off

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