Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

久しぶりに~

2006-02-13 10:22:48 | 読書
 以前は、図書館で相当数の貸し出しを受けていました。 でも仕事が急がしかったり、隼翔が来たりでなかなか思うように本が読めません。

 それでも、折々に暇を見つけて読んではいます。 例えば、練習に行く為に乗った電車の中とかです。
だから一冊読むのに凄い時間の掛かるものも出て来ます。
今回読み上げた「宮本輝著」「朝の歓び」も上下巻の為に、3ヶ月くら係りました。
もっともその間に、他の本を読んでましたから・・・・・・

 この本は、最初から納得出来ないと思える内容の連続でした。
妻を癌で亡くしたばかりの主人公は、妻が元気な頃から不倫をしていて、一旦は別れた女に再度会いに行きます。
妻の死で、多額な保険金が降りたのを機に仕事を辞め、女と共に豪勢なイタリア旅行に出掛けます。


私が妻なら、此処で化けて出てやりたいとこです。 だって私の命と引き換えのお金で、不倫相手だった女に、豪勢な旅行をプレゼントされるなんて許せない~~~
プレゼントするなら、自分の働いたお金にして欲しい。


 そんな違和感が最初から有ったせいか、途中で読み止めてしまった。 人生の「朝」と「夜」が主題なのは頭では理解出来る。 イタリアに行ったのも、久しく帰国もしない「兄」に逢ったり、縁の有った障害のある子供の成長した姿を見るという目的が有るのも解る。 
それでも、生命保険を使って豪勢に行く(ホテルも飛行機も)のは許せない。私は心が狭いのだろう。

 読み終えて「気持ち良い」本も有る。 どんなに有名な作家が書いた話題作でも、読み終えて気分の悪くなる本は苦手かもしれない・・・・・・