Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

与 勇輝展

2006-05-04 22:56:48 | 日記
 電話の受話器を耳に当てる、あどけない表情の童女のポスターに心引かれた。




 女の子は、童女なのに表情は何処か寂しげで、目線は遥か遠くをみてる・・・・
一転、男の子の目は生き生きとして、表情には個性が溢れる。
それは、与さんの女性に対するイメージであり、少年達は与さんや幼馴染そのものだと言う気がする。


「西瓜畑」と名付けられた少年達のなんと懐かしい目。 こんな目をした少年達は何処へ行ってしまったのだろう~~
与さんは、着物の柄も帯びも丹念に吟味していく。 それは、自分の娘の衣装を選ぶ目線。

 与さんのお人形達を見ながら、自分の見方が変わった事に気付く。
簪や着物、「自分が作るなら・・・」と考えながら見ている。
ミニチュアの藁草履・男性の革靴・女性のサンダル。 なんて素晴らしい出来栄えなんだろう。
「ちゃんのおつかい」と題された少年の持つ「徳利」
「和紙を張り重ね、胡粉を塗り、研ぎ出して陶器の感じを出した。」という与さんの添え書きを「なるほど。。」と心に刻む。
一体一体丁寧に見せて貰った。 ごったがえす文化博物館の中で、静かな時間が流れて行った。