喜怒哀楽

　人間の顔って、本人が何の表情も表して無い心算の時でも、怒り顔・泣き顔・笑い顔なんかに分かれると思う。　私は　「泣き顔派」　かなぁ～

　今の職場で良いな～と思うのは、皆が気持ちの良い挨拶をしてくれる事。　最初は、夕方なのに　「お早う御座います～」　と言われ、思わず　「あんた達は芸能人か～～」　って突っ込みたくなった。

　そんな職場の中で、二人だけ気になる女性が居る。　一人は、私と同期入社の人。　一緒に教育も受けたが、生真面目な感じはあったものの、決して暗くは無かった。　それが一年で、すっかり暗い感じになった。　始業前の挨拶練習時も、悲壮感漂う声で　「嬉しい～楽しい～」　とやってる。　私が挨拶しても、返事は返してくれるものの、下を向いたまま目を合わさない。　同期だけにとっても気になる。

　もう一人は、完全に　「怒」　のオーラが出捲くってる人。　スーパーの　「バックヤード」　というのは、お店の表の顔とは違い、通路も狭く荷物でゴチャゴチャしてる。　だからゴミ台車と呼ばれる大きな台車が通る時も、邪魔な荷物を退けて上げないといけない場合が多い。　そんな風にこちらが配慮すると　「有り難う御座います」　とアルバイトの子でも、気持ち良い言葉を返してくれる。　ちょっと擦れ違う時でさえ　「(^^)/オツカレ～ 様です」　と声を掛けてくれる人が多い。

　そんな中でその人だけは、台車を押しながら無言で通り過ぎる。　それどころか　「何でこんなに邪魔なの！！　何で私はこんな事させられてるの！！」　そんな不満が顔から溢れ出てる。　未だに一度も、気持ち良い挨拶を聞いた事が無い。

　二人に共通なのが、目を合わさない事。　目を合わさずに、自分だけの　「哀」　や　「怒」　の世界にいる感じがする事。

　最後にもう一人～
彼女が歩いてくると、遠くからでも笑顔のオーラ
キッチリと目を合わせ　「(^^)/オツカレ～ さん～～」　と言ってくれる。。。。。








リシマキア　　ももままのお庭から～