キルンワーク教室での今年最後の作品の続きです。
兼ねてより、友人の依頼で造っていた「ぐい飲み」にまたまた挑戦しました。
ぐい飲みの形にスランプさせるのが難しくて、何度も失敗を重ねているものです。
型にドリルで穴をあける時に型を割ってしまったり、スランプがうまくいかず、型の底にガラスがひと塊りになってしまったり・・・。
何度も何度も失敗を繰り返して・・・。
皆から、「フュージング技法で造るのを諦めて、吹きガラスで造ったら。」と言われながら、「ここまで来たら、意地でも成功させるぞ。」と挑戦を続けています。
私は吹きガラスの講座を受けていないので、吹きで造るとなると「体験教室」で作るしかなく、それってあんまりですよね。
どうせ造るなら、他の人が造れないようなものにしたいし・・・。
で、今回完成したものがこれです。
器の底に泡を入れ、泡の中にプラチナを入れてみました。
物凄~く、気に入っています。
いやぁ、長い道のりでした。
実は、今回もアクシデントが・・・。
友人にあげる方と自分の控えにと2ケ造ったのですが、1ケを加工の時に手が滑って割ってしまい、出来上がったものは、この1ケだけ。
今までの苦労を考えると、この完成品をとても手放す気になれません。
正しく、血と汗と涙の結晶ですもの。
う~ん、どうしよう。
試しに、冷酒の代わりに水を入れてみました。
う~ん、良い 良い
水を入れると、プラチナが際立って、さらに美し~い。
(我が家は、主人も私も下戸なので、冷酒を入れてみる事が出来ないのが、残念。)
どうしよう・・・。次の1月からの講座でもう一度作ってみるかなぁ・・・。
やれやれ、同じデザインを何個造った事か・・・。
だってスランプ後の形はこれですよ。
廻りのツバの部分をカットするのは、怖くてできなくて、先生に秘密兵器の機械でジャーッと切ってもらいました。
その後、丸い部分を持って加工中に、1枚割ってしまったという訳です。
1ケ加工するのに、2時間はかかったし・・・。
取り敢えず、今は疲れ切っているので、また元気が復活してから、検討する事にしましょう。
あ~あ、悔しい。