昨日、オーバード・ホールへ松竹大歌舞伎「義経千本桜」を観に行ってきました。
全部上演するのを「通し」、一部を上演するのを「みどり」と言うようですが、今回は、
「鳥居前」 「道行初音旅」 「川連法眼館」の三幕でした。
なにせ、初めての歌舞伎だったので、最大限楽しむ為にも、ある程度の知識を仕入れて置こうと、ネットで、歌舞伎の事や、演目の義経千本桜の概略をさっと調べて望む事にしました。
「半道敵」 「荒事」 「幕外」 「六法」 「タテ」 「見得」 「けれん」 等々。
最低限必要な知識とは言え、沢山の言葉を一夜漬け。
義経千本桜は、三大名作の一つなのだそうで、初めての歌舞伎で、この作品を観る事が出来、本当に幸せです。
ところが、夜の部の開演が18:00。これはきつい。
17:15に会社を退勤し、大急ぎで着替えて、自家用車で駅北駐車場へ。
「満車だったらどうしよう。」と心配していましたが、何とか駐車スペースを確保。
幕間に食べるパンを確保し (殆ど売り切れで選ぶ権利が無い状態でした。)、トイレに行き、説明用のイヤホンガイドを借りて、開演ぎりぎりに着席。やれやれ。
結果、無理して行った甲斐がありました。
初めての事だらけで、ワクワク、ドキドキしながらも、大いに楽しませて頂きました。
知ってました。 歌舞伎の隈取りって、顔の血管や筋肉を誇張したものなんですって。
イヤホンガイドが見どころをちゃんと指摘してくれるので、見逃す事も無く、しっかり堪能する事が出来ました。
それにしても、この三幕だけでも、終わったのが、21:20位だったので、全部を通しで上演するとなると、一体どれだけの時間がかかってしまうんでしょう。
幕間に、パンをパクつきながら、他の人の様子をうかがうと、絽や紗のお着物姿の人もちらほら。
皆様、かなりおめかしして、来ておられました。
(私は、ダッシュで気替え可能な軽装でした。)
本当に夢のような一夜でした。
(私も、しっかりおめかしして、慌てず優雅に芝居を見物できる身分に、早くなりた~い。)