ふと気が付くと、庭の柊の木に白い花が咲いていました。
この木は、この土地の前の持ち主が植えたものです。
柊を植えていると、泥棒除けになるそうで、我が家が引っ越してからも、植えたままにしていました。
引っ越してから、20年位経つのですが、今まで花に気付いたことがありませんでした。
20年間全く咲かなかったものが、急に咲くとも思えないので、恐らくずっと見落としていたのでしょう。真っ白い、可愛い花です。
近づいてみると、金木犀のような甘い香りがします。
実は少し前から、その当たりに行くと、甘い香りがするので、よその家の金木犀の香りだとばかり思っていたのですが、我が家の柊だったようです。
この柊は、ずっと前からあるので、視界的には、当たり前になってしまっていて、今まであまり注目して見た事がありませんでした。
良く考えてみると、春に新芽が伸び過ぎて、塀との間を通る時に、邪魔になるので、剪定する時と、クリスマスのリースを作る時位しか、注意して眺めたことがありません。
自称ガーデニング好きが、聞いて呆れますね。
オキザリスも小さなかわいい花を付けています。
それと、ホトトギスも花を付け始めました。
ホトトギスの花は、決して見栄えのする花では無いのですが、亡くなった舅の手作りの花器に活けると、とても合います。
舅が残してくれた花器は沢山あります。どれも素朴な花がとても合います。
その中でも、一番ホトトギスの花が似合う、紫がかった凹凸のある花器を、私は割ってしまいました。
舅自身は、「これは失敗作だ。」と言っていたのですが、私はとても気に入っていました。
その花器が好きで、いつもそればかり使っていたので、結果、割ってしまったという次第です。
ホトトギスの花を見る度に、あの舅の花器があれば・・・と、今でも思い出します。
その花器にホトトギスを活けて、写真を撮っておけば良かったと本当に悔やまれます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます