tokotoko花日記

富山発 我が家のガーデニング便り
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フュージングガラス作品の窯出し

2011-10-25 | フュージングガラス2011

10月22日(土)、10月から始まった秋のキルンワーク講座の1回目のスランプの窯出しに行ってきました。

今回は、去年作った作品を別の型でスランプし直したものが3点と、新たな作品が2点です。

いつもは、先生が窯から出して、棚に並べて置いて下さるのですが、今回はまだ電気炉の中に入ったままの状態でした。

どきどきしながら、電気炉の重い扉を開けてみると、

Dscn6599

「うわぁ 綺麗だぁ。 」

と思わず大きな声で歓声を上げてしまい、吹きガラスの体験に来ていた人達が、ぞろぞろと皆で覗きに来てしまいました。

「お騒がせしてすみません。 」

底の泡入れもバッチリ。

Dscn6600

泡の中に、銀箔を施してあります。

この作品は、友人に頼まれて、冷酒グラスを作ったものです。

つばの部分をカットして、グラスに仕上げるつもりだったのですが、流れるようなラインがとても美しく、切り落としてしまうのが惜しいような・・・。

実はこの冷酒グラス、フューズがうまく行っても、深い型にあわせたスランプが、なかなかうまく行かず、何度も創り直しているものなのです。

型にドリルで穴を空ける時に、誤って型を割ってしまった事もあります。

今度はせっかくうまく行ったのに、カットして冷酒グラスに仕上げるべきか・・・、グラスは改めて創ることにして、この作品はこのまま他の用途で使うべきか・・・、う~ん、迷うところです。

試しに、底に少し水を入れてみると、銀箔と泡が際立ち、なかなかの美しさです。

とりあえず、しばらく考えてみることに・・・。

もう一枚は、虹をテーマにした、大皿です。

Dscn6596

泡が2ケ所、くっついてしまったのが、なんとも残念。

こんなに綺麗なのに・・・。

Dscn6604

この作品は、泡の部分が多いので、うまく行くかなぁ・・・と、心配していたのですが・・・。

それと、スランプ後の形が予想とはちょっと違ったものに・・・。

以前同じ型を使って作った作品とは、全く違った趣です。

全体の微妙な色合いは、 ことの他、気に入っています。

澄みきった青空に白い雲、雨上がりの空にかかる、淡い虹。

もう一度、挑戦してみたいところですが、全く同じ物をまた創るのも悔しいので、少しデザインを変えてみても良いかも・・・。

次回のフュージングの窯入れまでに仕上げる根性があれば、試してみることにしましょう。

しばらくは、朝な夕なに眺めては、密かに「うふっ。」と、ほくそ笑む毎日が続きそうです。

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