私は、わりと過去の思い出を大切にする。
言い方を変えると〝未練たらしく引きづる〟。
時々、自分の歩いてきた道程を振り返っては、色々な出来事を思い出す。
「あんなこともあった」「こんなこともあった」と、懐かしんだり悔やんだり。
そんな回想でマズイのは、
「あの頃はよかったなぁ」
といったパターン(私の得意技)。
過去を輝かせると、そこから遠ざかる一方の現在から未来が暗くなるばかり。
すると、おのずと気分が暗くなる。
だから、そんな回想パターンはイカンのだ。
中年の女性から、遺品処理の依頼が入った。
依頼の内容は、
「独り暮らしをしていた母親が亡くなったので、家財・生活用品を処分したい」
とのことだった。
女性の落ち着いた物腰と、緊急事態ではなさそうな話しぶりから、
「特掃の出番はなさそうだな」
と判断し、死因・死亡日・亡くなった場所も尋ねなかった。
そして、いつもの通り、まずは見積検分に出掛けることにして女性と訪問日時を約束した。
続きはこちら
言い方を変えると〝未練たらしく引きづる〟。
時々、自分の歩いてきた道程を振り返っては、色々な出来事を思い出す。
「あんなこともあった」「こんなこともあった」と、懐かしんだり悔やんだり。
そんな回想でマズイのは、
「あの頃はよかったなぁ」
といったパターン(私の得意技)。
過去を輝かせると、そこから遠ざかる一方の現在から未来が暗くなるばかり。
すると、おのずと気分が暗くなる。
だから、そんな回想パターンはイカンのだ。
中年の女性から、遺品処理の依頼が入った。
依頼の内容は、
「独り暮らしをしていた母親が亡くなったので、家財・生活用品を処分したい」
とのことだった。
女性の落ち着いた物腰と、緊急事態ではなさそうな話しぶりから、
「特掃の出番はなさそうだな」
と判断し、死因・死亡日・亡くなった場所も尋ねなかった。
そして、いつもの通り、まずは見積検分に出掛けることにして女性と訪問日時を約束した。
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