特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

椅子とりゲーム(公開コメント版)

2016-03-22 08:45:47 | 遺品整理
“椅子とりゲーム”
子供の頃、やったことがある人は多いと思う。
頭数より少ない椅子を並べ、その回りを音楽に合わせてグルグルまわり、合図とともに座るってヤツ。
競い争い、最後まで残るのが、このゲームの目的と娯楽性。

当然、ゲームの途中で、一人一人、脱落者が生まれる。
生き残るには、相手を押しのける必要がある。
時に強引に、時に乱暴に、そして、奪い取ることが必要なときもある。
そうして、最後まで座り続けることができた者が最終的な勝者となる。
私だけかもしれないけど、何故だか、この遊びは、負けたときに独特の寂しさを覚え、勝ったとしても独特の切なさを覚える。
結局のところ、独特の虚無感を覚えるため、私のとっては、あまり楽しい遊びではなかったように記憶している。

大人になって社会にでると、また別の“椅子とりゲーム”をやるハメになる。
そう・・・朝夕の満員電車だ。
多くの人が座りたいのに、限られた人しか座れない。
車内は、冷静を装った熱気と緊迫したムードに包まれる。

通勤時間帯、始発駅でもないかぎり、乗ってすぐ座れることなんてない。
何駅が通過して、先客が降りて席が空かないと座れない。
そのためには、まず、座席の前に立つ必要がある。
ドア付近や通路に立っていては、立つ客と入れ替わって座ることなんてできないから。

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4 コメント

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お疲れ様 (お丸)
2016-03-23 01:43:51
ワシの場合、人生そのものに疲れきって椅子に座ろうとする気持ちすら湧きません
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何か悲しくなりました。 (けんぞー)
2016-03-24 03:59:29
人それぞれに人生があるように、それぞれの生活があります。
その中に見える表の顔と、このような裏の顔に虚しさを感じ得ません。
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淋しいですよね (いちごミルク)
2016-03-25 23:43:42
うちは、大金持ちでも無いし重役のちちおやがいるわけでもないから先立った父親は、仕方ないので母と、兄弟たちが、懸命に働いて節約して、生活できています、何があったのかわかりませんが企業戦士として、働いてくれた父親を晩年1人にしてしまって、そりゃ、事情はあるでしょうが、どんな、訳があろうどかぞくなのに…とおもってしまいました。たとえ断わられても出ていけと言われても誰か一人でも、一緒にいてあげられなかったんかなと、思います、隊長さんがいつも、孤独死はそんな、悪いことだろうか?そうでは無い。人間産まれてくるのも、死んでいくのも1人だからだと書かれていおりそれは、全くその通りだと思うのですが、それは生死の、時の、場合、生前一緒に笑ったりご飯が食べたりする愛でもなく、たった、一人孤独だったことだろうなと、思いますこの、依頼者も、父親を、一人にさせてしまい、いくら、うまくいってなかったとはいえ後悔したろうと、かんがえます。
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Unknown (ナナチェ)
2016-04-01 06:37:26
隊長
お疲れ様です。
家族、大事にしないと、、まだアメリカに住んでるけど、ここからでもできる事する、、
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