今日で4月も終わり。
本来なら穏やかなはずの春暖はどこへやら、今月も激動のひと月となった。
流れるのは厳しいニュースばかりで、世の中の空気は重い。
目に見えるほどの明るい兆しもなく、暗雲はどこまでも垂れこめている。
そこへもってきて、私は、安酒で誤魔化せるほど能天気な性格ではなく、なかなか明るい気持ちになれないでいる。
そんな今月中旬のこと。
私は、仲間4人と、とある民家に向かった。
現場は一般的な木造二階一戸建、築年数は50年くらいか。
空き家になってから、そう時間が経っていなかったにも関わらず、家屋は著しく劣化。
室内もまた、結構な傷みが出ていた。
頼まれた仕事は家財撤去、依頼者は亡くなった住人の遺族。
「遺族」といっても、子や孫ではなく、ちょっと複雑で薄い関係。
家財や家屋はもちろん、故人にも特段の思い入れはないようで、非情にも見えるくらい冷淡。
生活保護者や税金を払っていない人たちまで配布するのはマスコミや野党の攻撃回避の為とは言え本当は納得できません。日頃政府を非難ばかりして儲かった時には節税に励んでいる芸能人や、コロナ前から収入の実態がなかった怪しげな事業者たちが100万円200万円と保証金を要求し受け取っているのは本当に納税者として腹立たしい。これから国民全員がコロナ不景気の影響を受けるのに。