特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

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弱肉弱食 ~後編~(公開コメント版)

2010-01-12 13:58:06 | Weblog
「???・・・※○※△※□※!!!」
何も考えず鳥の骨らしき物体を拾い上げた私は、言葉にならない悲鳴を上げた。
と同時に、稲妻のような悪寒に身を震わせ、その場に立ち尽くした。

「何!?」
私は、とっさに手にした骨を床に放り投げた。
そして、離れたところからそれを凝視した。

「チキンじゃない・・・」
鶏の足骨によく似ていたが、足先の部分が鳥類ではなく・・・
毛・肉球・爪・・・
それは、どう見ても獣の脚・・・猫の脚のようだった。

「どういうこと?」
私は、状況がいまいち飲み込めず。
骨になったネコの脚が落ちている経緯を考えたが、その答えはすぐに浮かんでこなかった。

「行くか・・・」



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51 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-01-12 14:47:08
隊長お疲れ様です。
今日は寒いですね。

大方想像はしていましたが・・うう。

わたしなら、そんな状況を見てしまったら猫も獣とはいえおかしくなるでしょう。

隊長、すごい!
そんな事しかいえなくってすみません(汗)

友人宅と言っているようですが、まぁ男でしょうね。
「我が子」を捨て、男に走った女・・

隊長にお灸をすえてもらいたかったな。
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Unknown (Unknown)
2010-01-12 15:40:12
おつです。

勉強になります。
もちっと頑張ります。
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初雪です (さくら)
2010-01-12 16:22:51
待ってました!

更新ありがとうございますっ。

寒いので、体調を崩されませんようお気をつけください。
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Unknown (死に損ない)
2010-01-12 17:12:00
はじめまして。
いつも拝見させて頂いております。

『弱肉強食』というのは、この世に存在する生き物に当てはまる自然の法則。

この猫も法則に従って共食いしたんですね。

この生き残った猫が何を基準にするかによって、弱いか強いかは変わってくるだろうけど、飼い主が精神的にも、責任感も、おまけにオツムも弱すぎる人間であることには間違いないですね。

理性崩壊してますよね。

こういう人間がもっと増えていったら、社会の秩序は無くなって、この猫のような人間だけが生き残って、また新たな秩序が生まれるんですね。

「強さ」「弱さ」の定義なんて無しの、まさに弱肉強食。

この世は繰り返しですからね。

今の世の中がメビウスの帯のどの地点にいるかは分かりませんが…折り返し地点には着ているような気がします。

ながながと長文失礼致しました。

乾燥した寒い時期がまだ続きますので、お身体に気をつけてお過ごしください。
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Unknown (三毛)
2010-01-12 17:29:32
隊長、おかえりなさい。
ブログの再開をうれしく拝見していました。

今回の件、肉体的だけでなくとても苦しい思いをされたと思います。お疲れ様でした。

体を休めて、暖かくしてくださいね。
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Unknown (しずく)
2010-01-12 19:07:28
信じられないですね。
ペットホテルに預ければ誰も悲しくならなかったし、費用だって安くすんだと思います。
こういう後先考えない馬鹿な人間が大嫌いです。
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Unknown (こう)
2010-01-12 20:01:06
……ひどすぎます
今まで見聞きしたどんな猫虐待事件よりひどい
これに比べればあのこげんた事件すら、苦しんだ時間が短かった分まだマシに思えるほどです

しかも本来は信頼していたであろう飼い主からそんな目にあわされるなんて……
薄汚く狭い場所に閉じ込められ、飢えと渇きに苦しんだ挙げ句、かつての仲間と殺しあい喰らいあうなんて
その猫に何の罪があって、そんな想像を絶する地獄を見せられねばならなかったのでしょう

こちらのブログを拝見して、人の命の意味や重さに思いを馳せることが増えるにつけ、安易に「死んでしまえ」などと思う事を戒めてきましたが、今回だけはその言葉を封じることができません

古代には蠱毒という呪術が存在したそうですが、これはまさに蠱毒を生み出す手順そのままです
生みだされた呪いの結果が、それを受けるにふさわしいものの元へ向かいますように
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Unknown (こう)
2010-01-12 20:10:18
大事なことを書き忘れていました

そんな状況で、そんな状態になった猫を見てしまったら、いくら「猫自身に罪はない」と思っていても、怖ろしさやおぞましさから嫌悪せずにいられなかっただろうと思います

でも、隊長はあくまでそれをただの猫として、忌避することも、過剰に哀れむこともなく対処してくださったのですね

うまくいえませんし、ただの一閲覧者に過ぎない私が言うようなことでもありませんが……
ありがとうございました

隊長自身が何とおっしゃろうとも、隊長のお仕事とお心の在り方を尊敬します
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生存競争。 (acc)
2010-01-12 23:02:28
ただおなかがすいたんじゃなくて、死の恐怖や生存が働いたんですよね。
あんまり(飼い主の方が)残酷で、怖さや悲しさや怒りやいろんな感情で混乱します。


ふつう、動物って共食いはしないでしょう……?
全員が生きていれば一番良かったけど、そんなぬるい状況じゃなかったんですよね。
仲間を食べても一匹だけでも生き残ってたことに、私はどこかホッとしました。

人が共食いする様子を想像したくないですが、
温暖化が進んだり、
大災害に見舞われたり、
このネコたちのような状況におかれたら、人はどんな行動するんでしょうね。
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Unknown (Unknown)
2010-01-13 00:25:01
生きた人間のつくる汚部屋。腐乱死体現場より背筋の凍るような嫌悪感を感じます。
せめて最後まで生き延びた1匹には責任を持って欲しいと願いますが…無理でしょうね…。
本当に無責任で非常識な人が増えて嫌な世の中だ…。
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