tolgee'sブログ

中年おやじ達の自転車サークル「とるじぃーズ」

みんな元気に人生を折り返しましょう♪

★★ 安全第一!! ★★

富士山十五合目

2015-06-04 19:37:03 | tatsuのブログ

富士3peaksにチャレンジしてきた。

 

富士山には自転車で5合目まで登れるコースが3つある。

須走口から『あざみライン』

富士宮の『スカイライン』

河口湖側から『スバルライン』

この3本を富士山一周しながら登ってスタート地点へ帰ってくるだけ。

五合目まで3回登って合計15合目って訳です。

 

制限時間無し、参加費も無し。

自主的に始め、自主的に達成するか、自主的に諦めるか、最後は気絶するか。

無事に帰ってきても拍手喝采なんて誰もしてくれません。

あるのはただ達成感のみ。

 

道の駅 須走に車を停めて早朝5:10、DETH RIDEの始まり。

 

まずは一番きついとされるあざみ。

富士あざみライン

総距離: 11.4km
標高差: 1200m
平均勾配: 10.5%
最大勾配: 22%

アップも何も無しであざみラインを登りだす。

足がまったく動かない。

アップの大切さを再認識。

鳥の看板過ぎて勾配が緩くなってくると足もボチボチ動き出す。

 

一瞬の下りを過ぎていよいよ激坂ゾーン突入!!

初めの3つくらいは何とか登り切るも長い場所は足が持たない。

ここで頑張ってしまうと十中八九、いや十中十後半走れなくなるのは明らか。

心拍数80%超えないように気を付けるも気が付けば85とか90%とか。

中盤から3km続く激坂はあまりの勾配のきつさに「馬返しの坂」と名付けられこれは読んで字の如し、馬がひっくり返る位の坂って意味ですね。

 

2度ほど足つきました(;´Д`)

休憩入れないと足がもたない。

車も来ないので蛇行しまくり。

馬も登れないのに直登とか無理です。

 

あざみはやはりあざみだった。

負けを認めざるを得ない。

コンパクトクランクでも足つき無しで登れるか微妙だ(^^;

 

1時間15分程でfirst peak 須走口五合目へ到着

 

 

正直ここで帰っても良いんじゃないかと思うくらいきつかった。

けど諦めないよ!

 

富士山へ向かってポーズ!

走り切ってやる!!

 

人懐っこいパグがよちよち寄ってきたので少し挨拶して下山下山。

まだまだ先が長いのでのんびりしてられない。

 

下山中、富士山隠れてるし(^^;

 

この先の直線でメーター80km/h越えてた。

流石に怖かったので減速。

 

一旦道の駅へ戻りおにぎり食べてボトルに水分補給。

次のスカイラインへ向けて国道138号を下る。

 

水土野の信号右折。

この先は陸上自衛隊演習場の中を走って行く。

スカイライン旧料金所まで約15km。

平均勾配7%越えの登りが延々と続く。

聞いてないぞ!!以外ときついわぁ~~!

 

この区間は販売機しか無いので精神的にも辛い。

気温も上がってきて暑いよ。

 

8:50 旧料金所の分岐に到着

まだ13kmも登るの?

いや~手強い、流石富士山、強いや'`,、('∀`) '`,、

 

富士スカイライン

総距離: 16.5km
標高差: 1200m
平均勾配: 7.3%
最大勾配: 10.5

 

スタートはどこからなんだろう?とか思いながら登坂開始。

こちらは車の往来も少なく走りやすかった。

1時間12分でsecond peak 富士宮口五合目到着

 

 

おりゃ~~雲の上!!

 

時間は10時、下山下山。

長い長い30kmのダウンヒルを終え上井出近くのファミマにて補給。

イートインがあったので冷やし中華とおにぎり、コーラとお茶など。

 

ここからは139号で北上せずひとつ東側の県道71号で鳴沢まで。

ここは距離16km程で標高600mを延々とだらだら登っていきます。

もうこの辺からは勾配4%は平地に感じて1%台の登りは下りに感じるほど感覚が完全麻痺。

辛いわ~~~~~。

 

途中見えた富士山

 

まだまだ天気も良く暑い。

先を急ぐ。

腹減ってきたけど鳴沢抜けないとコンビニが無いのでそこまで頑張って走らないと。

 

13:12  121km地点

河口湖手前のセブンで休憩。

まだ80kmも残ってるのか。

冷やしうどんとおにぎり、ゆずレモン、ボトルに水満タン、背中のポケットにペットボトルを予備で。

 

そしていよいよ最後の難関

富士スバルライン

総距離: 25km
標高差: 1270m
平均勾配: 5.1%
最大勾配: 7.8%

 

死ねるね、ここに来て長すぎるよ。

ここで時間は14時、2時間で登って4時か、下りが寒くなりそう。

 

でも登らなきゃ終わらないから頑張るよ(フラフラ

行くか(シロメ

 

登りだすと雲も湧いてきて気温も下がってくる。

時折吹く強風が猛烈に冷たく寒い。

雨だけは降らないでください。

 

序盤の3kmを過ぎれば緩やかな上りになるので淡々と回すだけ。

回すだけなんだけど回らない・・・。

1時間で半分、残り10kmからいよいよ足が言う事きかなくなってきた。

遠い、果てしなく遠いよ、富士さん。

 

2000m越えると息も苦しくなってきて何度か休憩。

一昨年の白川郷~乗鞍を思い出す。

あの時の悪夢再来か。

何人か試走に来ている方々に抜かれながら回らない足に鞭打って何とか残り2kmの平坦部分。

ここもヘロヘロ、最後の駐車場前では中国の大応援団に檄を飛ばされながら漸く3個目の五合目へゴールしました。

 

終わった!登り切った!!! 勝ったぞ!!

と、喜ぶのはまだ早い。

下ってスタート地点の須走まで戻らないといけないんですね。

山中湖からは最後の篭坂峠が待ち構えてる。

でも距離は短いか(^^;)

 

スバルラインの5合目は本当に中国からの観光客が多い。

それに写真撮影ポイントは団体さんでほぼ占領状態、一人な私はどうしようもないです。

ここで商売している方々には良いのでしょうけど・・・・。

 

さあ、寒くなる前に下ろう。

時間も16時を回っている。

さらば富士よ。

 

下ってる途中、雲海が綺麗だったので写真に収める。

初めて富士山でこんな雲海見れた。

 

 

 

よく考えたら雲海は天気良すぎて雲が無くても見れないんだよね。

中々天気に恵まれたかな。

 

篭坂峠は17:58通過、スタート地点の道の駅須走に18:07到着。

今回も長くて楽しい一日が無事終了しました。

 

走行距離 202.5km

獲得標高 5420m

所要時間 12h57m

 

振り返ってみると色々辛かったけど補給をしっかり取れば完走は出来ると思います。

あとはスタート地点をどこにするか?時計回りでまわるか反時計回りで回るかで感じ方も色々あると思うので挑戦してみてください。

自分は暫くこのコースは走りません(キッパリ

 

ではまた(´∀`*)ノ