
今日の私は、郷土史学習会のメンバーと一緒に当市大里地区の駒形神社の絵馬調査です。朝9時30分、弁当持参で集合、午後3寺30分までの絵馬調べでした。
古いものはありませんでした。
失礼!一番古いものは大正時代の絵馬で、一番多いのは昭和20年~35年頃のものでした。 この頃は一番農業や交通等に馬や牛を使っていたようです。
「願主」として名前も書かれている絵馬も多く、この地区には浅石さんや作山ん、菊池さん、中野さんなどが多いと言うことなども分かります。
江戸期の遊覧家「菅江真澄」はこの地を訪れて中野さん宅に数日宿泊しています。

平成13年の鳥居の寄贈者は作山さんです。歴史は綿々と現在に引き継がれているようです。
調べてみようと思うと、調べるべきことがたくさん発見できます
ここ駒形神社の現在の御神体は何でしょうか。
一般的には、馬に乗った神様(駒形神)ですが、ここは・・・!

やはり馬に乗った御神像でしたが・・・・

馬に乗った御神像の後に石彫りの仏様が見えます。
詳しくは分かりませんが観音像のように見えます。馬に乗った御神像は新しい(明治以降)もので、こちらがもともとの御神体、当時は仏教の御本尊だったのではと思います。

さらには、馬に乗った御神像の隣に、3重の桐の箱の中から左の「駒形神」と書かれたものが出てきました。3重目の箱には「駒形神社神符」と書かれています。
こちらが御神体かとも思いましたが、御神符ですので、どこかの大きな神社から買い求めて来て奉納したものかもしれません。
今日は残念ながら私が尊敬する神主のS氏は参加されませんでした。他のボランティアの活動をされています。
いずれ近々に、S氏にご教示をお願いしたいと思います。
肝心の絵馬ですが、今日数え上げ私ともう一人の方で撮った写真は313枚でした。

馬の絵馬だけでなく、馬の顔を彫ったものまで奉納されています。馬や牛に対する気持ちの強さが、時間の経過に伴いこの神社の中に凝縮されています。駒形神社は馬(牛も)をテーマとした文化財の史的な貯蔵庫です。

2週間後の火曜日に(この会は月2回です)もう一度この神社の調査を行います。その時もこの位の絵馬の写真を撮り、その後に報告書の作成があります。
私は、この会(郷土史学習会)では単なる会員、写真担当のメンバーなので、楽しく活動をしています。
直接の神社調査では学ぶことがたくさんあります。
明日は神社ではなく、同じ大里地区のお寺さん秘仏(国宝級)を拝見できます。
昨日電話でお願いしました。
私1人で出かけます。
今日郷土史学習会のメンバーには現地集合朝9時とお知らせしました、誰か来てくれるでしょうか。
やはり配車の計画をすべきだったのでしょうか。
私は郷土史学習会の会長でも事務局でもありません。
良いことをするとはなかなか難しいことです ・・・・
