走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

バイオ国際シンポ 2005 の開催

2005年10月23日 22時59分08秒 | その他
松山市では、愛媛大学工学部の遠藤先生の無細胞タンパク質合成技術を核としたバイオテクノロジー分野の創出拡大を目指しています。
そして何よりも、遠藤先生の技術が広範かつ奥深いものであることを知るたびに、私はその技術に魅了されます。
その技術は、これからの科学に大きく影響を与えるものであり、人類の生命と可能性を高めるものであります。
そして何よりも、遠藤先生の人間性に触れるたびに、遠藤先生を大好きになっています。
少年のように純粋な心、どこまでも真理を求めようとする探究心、でも研究とマーケティングを融合できる姿勢は、いつも驚かされます。
そんな先生が、少しだけ気にされていることがあります。
それは、このシンポジュームです。
「すぐに結果は出ないよ。」
なにをおっしゃいますか。
世界のタンパク質のトップレベルの科学者たちが、この小さな国の小さな都市へわざわざやってくるのは、すべて遠藤先生のお力です。
そして、このシンポがずっと続けることができれば、本当にすごいことです。
世界のタンパク研究の拠点都市として、この松山が世界へ向けてアピールできるのです。
これは、松山にとって、とっても誇りに思えることですし、いつの日にか第二の遠藤先生が生まれるきっかけにもなることです。
人類の未来を担われている先生のお手伝いができること、とっても幸せだと知ってます?
イイことのお手伝い、最高ですよ。

また、ノーベル賞候補にあがっても、われ関せずの様子。
私なら、どこかで期待するのに、まったく本当に気にしていない。
もらえればもうけもの程度しか、思っていないのか。
私など、毎年、発表の時期になるとついそわそわしてしまう。
でも、最近、ノーベル賞候補になる人物とよく出会う。
中村さん、山海さん、みんなノーベル賞がとれればいいのに。
なぜなら、みんな少年のように科学にすべてをかけ、そして何よりも人を慈しまれる人たちばかりだから。

バイオ国際シンポ2005での出来事

2005年10月23日 20時27分16秒 | その他
シンポジュームの第一日目、一般の部で車椅子の女性が出席してくれた。
関係者としては、満員の会場のどこに着席してもらおうか考えた。
施設は、バリアフリーにはなっていない。
施設は扇形のすり鉢状になっている。
講師の入る前から入れば階段がないので楽に入れる。
部下が、「下から入ってもらいますか?」と聞いた。
でも、満員の会場の出席者の目がすべて彼女に注がれる。
自分だったらどうかと考えた。
その視線はイヤだと思った。
「いっぱいですので、一番後ろでもいいですか?」と聞いた。
彼女は不安そうに「ハイ。」と答えた。
スタッフを呼んで、みんなで階段を抱えて上がった。
途中で「不便はないですか?」と聞いた。
同伴の男性も彼女も「はい、大丈夫です。」と答えた。
講演が終わると、彼女は同伴の男性と受付にいた私のところに、わざわざ来てくれて、「ありがとうございました。」と言ってくれた。
なんとなく心が通じ合えたような気がした。