走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

新たな動き

2008年01月07日 22時25分55秒 | その他
★★☆ 道後公民館の七草粥イベント

 毎年、成人式の一週間前に道後公民館では七草粥のイベントが催されます。
 今日は、和気公民館に行く用事がありましたので、その帰りにこのイベントを覗いてみました。
 道後公民館では、「お米」に関わるイベントを年間行っており、親子参加型の田植えから始まり、稲刈り、脱穀、餅つき、そしてこの七草粥を学び、食べる会です。
平素、あまりなじみのなくなった野草を(冬休みの最終日でしたので)子供たちも一緒になって楽しんでもらう、またとないイベントであります。

 会場には七草が並べてあり、今ではとても読めそうもない漢字で紹介がされてありました。
ところで、皆さんは七草を漢字で書けますか。
正解は、以下のとおりです。
 
芹・薺・御形・繁蔞(繁縷)・仏の座・菘・蘿蔔(清白)の七種。

セリ・ナズナ・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)・ホトケノザ(タビラコ)・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)

 どうです、難しいでしょう。
でも、残念だったのは時間があまりなく宮本公民館長さんに挨拶をしたくらいで、賞味させていただく時間がなかったことです。

[一口メモ]
 七草の節供=正月七日に行われ、七日正月、七日節供、あるいは略して
 七草ともいう。長寿と幸福を祈る行事の一つで、この朝、春の七草を
 入れた七草粥を食べる習俗がみられる。この行事が一般に普及したのは、
 江戸時代に五節供の一つに定められてからであろうが、古く中国で7種
 の羹(あつもの)を食べて無病のまじないとした人日(じんじつ)の
 風習や、平安時代に野に出て小松を引いたり若菜を摘んで羹を作った
 <子(ね)の日の遊び>の影響が考えられる。
 (以上、平凡社『国民百科事典10』1978年3月20日初版発行による。)


★☆☆ おもてなしイベント

 今日お邪魔をしました和気公民館で芳之内公民館長とお話をしていて、この地の利を活かした事業を起こそうと思っているといったことをお聴きしました。
芳之内公民館長は女性の館長さんですが、その行動力にはいつも敬服しています。
館長は、この地に八十八箇所めぐりの札所にあたるお寺(円明寺と太山寺)があり、和気公民館がこの二つのお寺の中間に位置するということに着眼されていたということであります。
つまり、公民館の前を毎日50人から100人のお遍路さんが通るというのです。
 そこで、毎月、一の日に市を立て、お遍路さんに甘酒やうどんを振舞いたいというのであります。
その話をお聴きしていて、グッと引き込まれるものがあり、思わず「それ、面白いですね。やりましょうよ。」と言ってしまいました。
館長は、手ごたえを感じたのか、「じゃあ早速来月から試しにやってみましょう。」
内心、「え!!来月からですか。」と驚いたのですが、そのすばやさに「じゃあ、覗きに来ます。」と言ってしまいました。

 このことによって、田内和気公民館主事や内勤のスタッフに迷惑がかかるのはわかっていたのですが、でも地域の特性を活かし、人の温かさを伝えられる催事なら積極的にやりたいと思ってしまう私です。