走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

成人式

2008年01月14日 19時12分40秒 | その他
☆☆☆ 未来を担う力

 今日は、桑原地区の成人式に出席して来ました。
 昨日までの曇り空から一転して澄んだ青空が見え、まさに成人式を祝うかのような好天気でした。
 しかし、寒さは一段と厳しく、新成人の皆さんには会場(桑原中学校)の体育館の底冷えが追い討ちをかけるような寒さではなかったかと思います。

 中村市長に出席していただき成人式が執り行われたのでありますが、数年前までは松山市も例外ではなく、「荒れた成人式」でありました。
そのときは、中央開催といって松山市内全域一会場方式で成人式が行なわれていたのですが、そのときは群集心理が働き、暴れだす新成人がいたようであります。
若者の特権であるエネルギッシュなパワーが異なる方法で出てしまっていたようであります。
 そして、本市ではこれを改善するために地域開催に方向転換をしたわけでありますが、地域の皆様にはたいへんなご苦労をおかけすることとなりました。
しかしながら、一度引き受けていただくと中途半端なことをしないのが地域力でありまして、本当にきめ細やかな演出と準備をいただき、大きなトラブルもなく開催されており、おかげさまで少子化で総数は減少しておりますが、出席率は右肩上がりになっています。
おかげで、今年の成人式もわずかながら昨年を上回り、71.46%となりました。(過去49.60%まで落ち込んだことを見ますと信じられない数字なのです。)


☆☆☆ 市長の励ましの言葉

 今日の市長からのメッセージは、大きく3つのテーマがありました。
 一つは、目標を持つことの大切さ。
 目標を持ちながら進むのと、持たずに進むのでは結果も達成度も自ずと異なりますよと言われてました。
 二つ目は、若者の特権を生かしてほしいということでした。
 若者にはたくさんの時間があります。
ですから、失敗をしてもそれを取り返せる時間がありますので、何事も失敗を恐れず果敢に挑戦してくださいということを言っていました。

 私も最近、年を取ってきたせいでしょうか残された時間の少なさにあわてたり、もがいたり、悔しい思いをするときがあります。
でも、尊敬する横山征次さんの言葉を借りればリ・ドリーム(Re Dream)、「夢よもう一度」は若者だけの特権ではないと。
人はいかなるときも汗をかき努力しておれば、必ずや夢がかなうと。
 最近、この言葉を心の中で叫んでいます。
失敗しても、あきらめなければいつの日か、夢がかなうと。

 そして、3つ目は生まれ育った地域を愛してほしいということを言われました。
私たちは、今、公民館の元気を取り戻すためには、個人のレベルまで回帰しなければならないと思っています。
つまり、自分を愛せない人が人を愛することなどできない。
そして、人を愛すことができない人が地域を愛することなどできないと。

 そのために、私たちは今年度、総務省から委託された「地域ICT利活用構築モデル事業」で、コンテンツ制作の人材育成手法の中に、この考え方を取り入れようとしております。
 具体的には、まず自分を愛する人を創り出すために「自分史づくり」に取り組んでいただこうと思っています。
人は自分の半生を振り返っているようで振り返る機会が少ないのだと思います。
自分の過去を振り返り、それを簡単な表現手法でコンテンツとして制作していただく。
そこに、新たな自分というものを発見してもらおうという企画です。
でも、それだけではもったいないので、公民館で上映会を行い、他の人にみてもらう。
そして、それによりコミュニケーションのきっかけづくりをしてもらう。
人が人を好きになるためには、コミュニケーションは欠くことのできないものであります。
アイデンティティを高めてもらうためには遠回りのようですが、コツコツと着実にやっていこうと思っています。