走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

確かな鼓動

2008年01月30日 23時30分31秒 | その他
☆★☆ フェリシモの優しさ

 久しぶりにフェリシモ(神戸に本店のある通販会社)の三木さんにお会いしました。
今回の来松は、フェリシモが求める織物をアトリエ(障害者就労施設を私たちはこう呼んでいます)に作ってみませんかという申し出でした。

 そして、前々から障害者就労の支援活動をしているNPOユニバーサルクリエート(佐伯代表)にそのネットワーク化もあわせてのお願いでした。
三木さんとのお付き合いも古く、互いの思いが以心伝心で伝わる仲になり始め、私たちの動きの鈍さを時に叱咤激励し、温かく見守ってくれています。

 また、私たちの活動と同じく障害者の人格の尊厳のために、現実を前提とした指導をしてくれています。
例えば、製作段階からの競争原理の導入、商品の品質、どれもこれも厳しいことばかりです。
そして、繰り返して言われるのが「私たちも商売ですから、甘いことなんか言うてたらあかんのです。」
甘えの構造から脱出さえできれば、しっかりと自立できます。

 そして、ありがたいのはアトリエの皆さんへ「気づき」というエッセンスを話の中に織り込んでいただけるということです。
例えば、「みなさん、外にも目を向けないかんですよ。」、「本物のプロと組んだら、本当に売れるんです。組み合わせ方だけです。」と。

 佐伯代表の精力的な活動が、今、大手IT企業や大手コンビニなどを動かし始めています。
このことは、何よりも行動の積み重ねです。
そして、「一人ではできなくとも助け合えば形にできる精神」です。
いきなり全体を成功事例にはできないということを、活動を通して見えてきました。
きれいごとで形にできないことも見えてきました。
でも、プロデュースができれば、今以上にはよくなると信じています。
NPOユニバーサルクリエートの立ち位置がしっかりとわかってきた今日この頃です。