走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

スタバの不思議

2008年02月09日 22時22分45秒 | その他
☆☆★ 癒しの空間づくり

 皆さんは、スターバックスに行ったことがありますか?
都会の人たちは、普通なのですが地方の私たち中高年以上にとってはあまりなじみがないかもしれません。

 でも、色々なことが学べ、観察ができるコーヒーショップなのです。
 居心地がいいため、絶対に回転率が悪いだろうなと思いつつ、自分自身もつい長居をしてしまうコーヒーショップなのです。

 また、スターバックスのロゴマークがあまりにも鮮烈なため、どのお店も画一的なデザインになっているかというと、これが大間違いでどこも同じという店内を見たことがないのです。

 類似のお店は多いのですが、スタバはスタバなのです。
打合せを大勢でやる時、テーブルが自由に組み換えができるということ。
ちょっとした軽食もとれるので、空腹で喧々した気持ちよりも穏やかな気持ちで打ち合わせができますので、建設的な話し合いになり助かるのです。
 恐らく、この軽食が取れるというのが客一人当たりの単価を上げ、回転率が悪くてもやれるのかなあと思います。(本場アメリカでは、サブプライムローンの影響で不採算店舗を閉める動きがあるそうですが)

 また、スタバではこれ以外にもコーヒーカップやぬいぐるみまで売っています。
コーヒーカップなどは、ペアカップになるようなデザインで提供され、それも2~3カ月おきくらいで商品の入れ替えが起こります(本当はもっと短いかも)から、お客さんに「早く買っとかなきゃあなくなる」心理を引き起こします。

 それから、ぬいぐるみですが日経ビジネス(2008.2.4号)によると、「ウォレットシェア(財布に占める割合)」を意識し、消費者の満足度を高めて、一人ひとりの財布からより多くのお金を出してもらおうという戦術らしいのです。
このコンセプトには、「コーヒーを売るだけでなく、気持ちのいい経験をしたり、日々の活力が生まれる場を提供したい。」というものらしい。

 私たち、公民館を預かるものとして、公民館というフィールド(場)をどのようにしていくかが、このスタバの演出からヒントを得られるような気がします。

 日々の活力が生まれる場としての公民館、そんな公民館をつくりたいと思っています。