走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

やるべきこと

2008年10月03日 21時05分52秒 | その他
 質の高いアフタースクール事業を目指して

 本市では、子どもたちの放課後の居場所について力を入れています。
 それは、社会情勢の変化により子どもたちを取り巻く事件などが増加傾向にあるということ、また、景気の悪化や労働力不足により保護者がより働く傾向にあるため、放課後子どもたちが独りになる可能性が増えるからです。

 しかし一方で、その予測以上に景気の悪化は著しく、共働き家庭等の増加は急激に増加しており、かぎっ子対策で立ち上がった児童クラブがパンクしそうな状況(一部では既にパンクしています)です。
 もともと児童クラブは、共働き家庭等の児童に放課後、家庭の温かさを味わってもらおうと立ち上げた事業です。ですから遊びを中心に子どもたちにのびのびと時間を過ごしてもらおうと関係者は苦労をされておられます。

 一方、放課後子ども教室事業は、放課後の子どもたちの安全安心を守るための受け皿として立ち上げた事業です。
そして、その受け皿としてお願いしたのが地域(本市は公民館を中心とした地域の人たち)の力をお借りするというものです。

 両者とも目的は異なりますがよく似た事業ということで、厚生労働省と文部科学省が昨年度から「放課後子どもプラン」として一本化に向けて新規事業として立ち上げました。

 本市でもこれを受け、一本化の道を模索していますが、さまざまな課題が出てきており、すぐに一本化は難しいと思っています。

 しかし、何もしないわけではありません。
 私たちは、視点を変え、子どもの視点に立った放課後子ども教室を創っていこうと思います。
 どういうことかというと、私たちは未来ある子どもたちが、夢をもち、夢に向かって突き進む生き方ができるようにするためには、どのようなアシストをすればいいのか考えました。

 まず、放課後子ども教室の理想の運営手法は、年間240日(これは、土日を除く長期休暇も含む稼働日数です)の運営ですが、これを永続的に続けていくためには、標準的な教育プログラムやスタッフ育成のための研修プログラムが必要になってくると思っています。

 そして、それは多種多様に準備しておき、地域でそれを選択してもらい年間のカリキュラムを組んでいただくといった仕組みを創りあげようと思っています。

 どこまでやれるかはわかりませんが、子どもたちの夢をかなえるために、大人たちができる最善のことをやっていこうと決心しています。