2月10日(火) 晴れ
「ファ」のところだけ、異常になっていたカシオのキーボード(CTK 660L)。
ポータブルキーボードが壊れた。
ひっくり返して裏の金属板を外した。
が、何も分からない。
上側カバーを外す。
昔の設計なので、コネクターが無く、表のパネルを外せない。
このまま鍵盤を外そう。
上側カバーは、しつこいほどネジが細かく止まっていた。
オレンジの方が金属板のネジ。グリーンの方が上側カバーのネジ。
こんなに細かく止めてある理由は、たぶん、鍵盤をたたいたり、スピーカーからの音でビビり音が出ないようにするためなのだろう。
白鍵(はくけん)は一つ置きにつながったものを、重ね合わせて固定している。
一つの白鍵で前後2個のスイッチを押す。
どちらか一つだけ押しても音は出ない。
二つ同時に押すと音が出る。
スイッチのタイミングによって、異常な大きい音が出るようだ。
どうやらふたつのスイッチが押される時間差で、音の強弱を作りだしているようだ。
大きい音=鍵盤を強くたたく=指を降ろすスピードが速い⇒強い音と判定する⇒大きい音を鳴らす
という仕組みらしい。(「タッチレスポンス機能」と言うらしい)
うーん、スイッチの方には異常がなさそうなので、それでは「鍵盤の戻りが悪い?」
異常になっている鍵盤にマーカーして、その鍵盤を見てみると・・・
グリスにほこりが付着しているようだ。
グリスはまだ柔らかいが、それでも製造してから何年もたっているので、当初の粘度(ねんど)より硬くなっているのだろう。
グリスを拭き取ってみよう。
直った。弱くたたくと小さく、強くたたくと大きな音になる。
指を離したときに「ポーン!」と大きな異常音が出ることも無くなった。
他のところも外してきれいにしよう。
パーツクリーナーとシリコーンスプレーを用意したが使わなかった。
理由はパーツクリーナーを使って拭くと、グリス成分を全部取ってしまうが、シリコーンスプレーが樹脂に悪影響をしないかわからなかったため、ティシューとめん棒で拭き取るだけにした。
本体側もきれいにしよう。
グリスにほこりがまとわりついている。
黒鍵(こっけん)もきれいにしよう。
一体成型でつながっているが、薄い板でつながっているので、折らないように気を使う。
すき間に入っているごみをスコスコで吹き飛ばし、掃除機で吸い取る。
全部の鍵盤をきれいにするのは、結構大変だった。
お昼をはさんで、コツコツと同じ作業の繰り返し。
先生が「使っていないキーボードがあるからあげようか?」と言ってくださったのだが、これでしばらくは大丈夫そうだ。
(*^ω^*)ポリポリ
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