トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

音の異常なキーボードが直った。

2015年02月11日 00時00分01秒 | 工作

2月10日(火) 晴れ

「ファ」のところだけ、異常になっていたカシオのキーボード(CTK 660L)。

ポータブルキーボードが壊れた。



ひっくり返して裏の金属板を外した。
が、何も分からない。
上側カバーを外す。



昔の設計なので、コネクターが無く、表のパネルを外せない。
このまま鍵盤を外そう。



上側カバーは、しつこいほどネジが細かく止まっていた。
オレンジの方が金属板のネジ。グリーンの方が上側カバーのネジ。
こんなに細かく止めてある理由は、たぶん、鍵盤をたたいたり、スピーカーからの音でビビり音が出ないようにするためなのだろう。


白鍵(はくけん)は一つ置きにつながったものを、重ね合わせて固定している。




一つの白鍵で前後2個のスイッチを押す。
どちらか一つだけ押しても音は出ない。





二つ同時に押すと音が出る。




スイッチのタイミングによって、異常な大きい音が出るようだ。





どうやらふたつのスイッチが押される時間差で、音の強弱を作りだしているようだ。
大きい音=鍵盤を強くたたく=指を降ろすスピードが速い⇒強い音と判定する⇒大きい音を鳴らす
という仕組みらしい。(「タッチレスポンス機能」と言うらしい
)


うーん、スイッチの方には異常がなさそうなので、それでは「鍵盤の戻りが悪い?」



異常になっている鍵盤にマーカーして、その鍵盤を見てみると・・・
グリスにほこりが付着しているようだ。



グリスはまだ柔らかいが、それでも製造してから何年もたっているので、当初の粘度(ねんど)より硬くなっているのだろう。
グリスを拭き取ってみよう。



直った。弱くたたくと小さく、強くたたくと大きな音になる。
指を離したときに「ポーン!」と大きな異常音が出ることも無くなった。


他のところも外してきれいにしよう。


パーツクリーナーとシリコーンスプレーを用意したが使わなかった。
理由はパーツクリーナーを使って拭くと、グリス成分を全部取ってしまうが、シリコーンスプレーが樹脂に悪影響をしないかわからなかったため、ティシューとめん棒で拭き取るだけにした。



本体側もきれいにしよう。
グリスにほこりがまとわりついている。



黒鍵(こっけん)もきれいにしよう。
一体成型でつながっているが、薄い板でつながっているので、折らないように気を使う。



すき間に入っているごみをスコスコで吹き飛ばし、掃除機で吸い取る。




全部の鍵盤をきれいにするのは、結構大変だった。
お昼をはさんで、コツコツと同じ作業の繰り返し。




先生が「使っていないキーボードがあるからあげようか?」と言ってくださったのだが、これでしばらくは大丈夫そうだ。
       (*^ω^*)ポリポリ
 


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