TOY-TORCHA

60歳お父ちゃんの「つまらなくって、何の役にも立たない」と大評判の馬鹿まる出しブログ。

父ちゃんのお茶飲み話 「秋刀魚」を見て思い出した話

2015-11-05 14:02:17 | 日記
「『ど根性ガエル』のドラマが始まったんだってね」
とか言うと、
 「とっくの昔に終わっちゃいましたよ…」とか
言われちゃう、情報弱者の父ちゃんです。

 情報弱者は、最近「神経痛」という、おじいさんの
病気になりまして、バイト休みっぱなしなもんで、
パソコンの前にいる時間が増えました。

 で、何か目新しい話はないかと、人様のブログを
のぞかせてもらってて、あらためて感じましたが、
やっぱり面白いブログには役に立つ事が書いて
ありますね。

 読めば、自分の暮らしの役に立つ、なるほどと
感心する、ほっとする、元気が出る…。
 そういうブログがいいブログなんだなあと、
今頃になって気づかされました。

 父ちゃんのブログは、役に立たない無価値な
情報の羅列。
 6年分くらいの自分のブログを、拾い読みして
みましたが、どこをひっくり返しても
「だからどーした?」みたいな事しか書いてない。

 よくもまあ、これだけ無駄な情報を
タレ流してきたもんだ…。
 
書いた本人もびっくりですよ。



ところが、本当にびっくりなのは、
ここからです。

 父ちゃんは、反省しました。
今日はブログを読んでくれてる皆様の為に、
有益な情報をお知らせしましょう。

…ってゆーよーな、普通の人が期待する
運びにはならない!

 そこがこのブログの駄目な所でもあり、
嫌な所でもあります。

 で、今日は「さんま列車」のお話です。

いかにも役立たない感じがしますよね

父ちゃんは、そういう期待は裏切りません

 あれは、忘れもしない10年か、15年前の
秋頃(かなりしっかり忘れてますな)
 その頃父ちゃんは、遺跡発掘のアルバイトを
やってまして、毎日泥だらけになって
暮らしておりました。

 幾らにもならないバイト料と、それに
見合わない重労働。
 父ちゃん達は、いつもお腹をすかせ、
奴隷のように働いては、死んだ魚のような目を
して家路に付いたものでございます
 
 JR御茶ノ水の駅のホームで、すきっ腹を抱えた
父ちゃんと、バイト仲間のチュー君(仮名)は、
何処からともなく漂ってくる美味しそうな香りに
足を止めました。

「ナンだろこの匂い!?」と、はしゃぐ父ちゃん、
 「あ、秋刀魚の焼ける匂いですねー」と、
ウットリ顔のチュー君。

ホームにいる大勢のサラリーマンも鼻を
くんくんさせています。

いい香りは、どこからやって来るのか…。

 その時、秋葉原方面からホームに近づいて来る
電車に目を止めた父ちゃんはつぶやきました。
「わかったぞ…」

 そして、まだキョロキョロ、クンクンしている
チュー君に
「わかった!あれだよ!
  さんま列車だよ!!」
と、教えてあげたのです。
っつーか、叫んでしまったのです。

「そーゆー嘘には、もう厭きました。」
うんざり気味のチュー君。
 
付き合いの長いチュー君は、父ちゃんの
行き当たりばったりの適当な嘘に免疫が
出来ていたのです。

 …そしてホームにいた、まだ免疫のない
サラリーマンたちが騙されました。

 そんな聞いたこともない列車、絶対近づいて来る
はずないのに、遠くに見える、ただの黄色い
総武線を凝視している、気の毒な企業戦士たち。
 
彼らは、いったいどんな列車を
想像していたのでしょう…。





ホームに着いた電車に乗ってからも、
 「俺があっちを見てたのはさぁ、『さんま列車』を
探してたからじゃないんだよぉ」 と言わんばかりに、
何の興味も無い秋葉原方面に、好奇の眼差しを
向けてみせる、気まずそうなサラリーマンの皆様の
小芝居が、おかしくも哀しい夕暮れでした。








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