
タイトル通り、YESの91年のユニオン・ツアーを収めたライブ盤。
このユニオン・ツアーというのは、ボーカルのジョン・アンダーソンを中心としたYESの黄金期のメンバーとリーダーのクリス・スクワイアを中心とした現在進行名のYESのメンバーとにYESが分裂・対立していた、所謂、YESの南北朝時代といわれる状態から、その分裂・対立していた2つのYESが合体するという、おそらく今の自民・民主の大連立実現よりも予測不可能、かつ信じられないような状態が実現したときで、レコード会社の思惑も多分に影響はしているのだろうが、ツアーの評判そのものは、その内容や演奏の出来不出来よりも、音楽的な評価は二の次の、まさしくお祭り騒ぎ的な盛り上がりがあったように記憶している。
実は、この時の来日公演に私は行っているのだが、そういう世間の盛り上がりとは裏腹に、ライブそのものは、あまり盛り上がらなかったように思う。
さて、今回のこのライブ・アルバムだが、実際のライブでの体験と同様、あまり盛り上がらないような内容になってしまっている。
演奏そのものは、ここしばらくのライブ・アルバムのそれと比べると、はるかに上質のものが続くのだが、いかんせん、選曲がよくない。8人体制というこの時期独特の編成を意識してか、YESとしての作品よりも、各自のソロの作品が多く収録されており、YESというバンドの楽曲としては数曲が収められているのみで、結果、それがアルバム全体の印象を散漫なものにしてしまっている。
このユニオン・ツアーというのは、ボーカルのジョン・アンダーソンを中心としたYESの黄金期のメンバーとリーダーのクリス・スクワイアを中心とした現在進行名のYESのメンバーとにYESが分裂・対立していた、所謂、YESの南北朝時代といわれる状態から、その分裂・対立していた2つのYESが合体するという、おそらく今の自民・民主の大連立実現よりも予測不可能、かつ信じられないような状態が実現したときで、レコード会社の思惑も多分に影響はしているのだろうが、ツアーの評判そのものは、その内容や演奏の出来不出来よりも、音楽的な評価は二の次の、まさしくお祭り騒ぎ的な盛り上がりがあったように記憶している。
実は、この時の来日公演に私は行っているのだが、そういう世間の盛り上がりとは裏腹に、ライブそのものは、あまり盛り上がらなかったように思う。
さて、今回のこのライブ・アルバムだが、実際のライブでの体験と同様、あまり盛り上がらないような内容になってしまっている。
演奏そのものは、ここしばらくのライブ・アルバムのそれと比べると、はるかに上質のものが続くのだが、いかんせん、選曲がよくない。8人体制というこの時期独特の編成を意識してか、YESとしての作品よりも、各自のソロの作品が多く収録されており、YESというバンドの楽曲としては数曲が収められているのみで、結果、それがアルバム全体の印象を散漫なものにしてしまっている。
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