勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

再就職後、最初の週末

2019-05-11 19:41:13 | Weblog
(本文と写真との間には、何の関係もありませんし、何の意味もありません)

とりあえず、再就職して最初の週末を迎える。
ほんの数日だが、勤務してみての感想は、以前の勤務先とは全く違う業種の会社だけに、違和感は滅茶苦茶あるが、それほど嫌な感じはしない。(とりあえず、今のところは、、、、)
ただ、事務職と聞いていたのに、基本は事務ではあるが、一部、肉体労働があったりする。
おまけに、勤務時間が長い。今どき、週休二日制でないのもなんだかなと思うが、休憩時間が、求人要綱には1時間半となっているのに、1時間しかないではないか。
とりあえず、残業なく、定時に帰れているのが、救いではある。

まぁ、まだ勤務して数日だし、もう少し、様子を見てみようと思う。

失業中に読んだ本

2019-05-08 02:21:48 | 書籍
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失業中は、割と暇な時間があったので、かなりの本を読んだ。

中でも面白かったのは、万城目学のもので、「鴨川ホルモー」と「鹿男あをによし」は、かなり面白かった。この2冊は、はっきりいっておすすめである。しかし「プリンセス・トヨトミ」は、さほど面白いとは思わなかった。ただ、これは、本を読む前に、これを原作として映画化されたものを見ていたせいかもしれない。映画と原作では、ストーリー的にはさほど変わらないのだが、映画に出演していた役者のイメージが頭に残っていて、純粋に作品を読んで楽しむということができなかったのではなかろうか。とはいっても、この作品が、全然ダメかというとそういうわけでもなく、映画のイメージが邪魔したのと、「鴨川ホルモー」と「鹿男あをによし」と比較するとイマイチだっただけで、それなりには楽しめたと思う。
しかし、「ホルモー六景」は、まったくのダメダメだった。はっきり言って、「鴨川ホルモー」はそれだけで完結させるべきで、この作品は、余分にも程があると言える。

和田竜の「村上海賊の娘」も、かなり面白かった。さすがに本屋大賞と吉川英治文学新人賞をダブル受賞しただけのことはあると思う。歴史好きの私としては、そこまで史実を捻じ曲げちゃマズイだろ、というところもあるにはあるが、そこは物語なので大目に見るとして、文庫本にして全4巻を、一気に読んでしまうような面白さに溢れた本だと思う。

宮部みゆきの「ぼんくら」は、始まりはイマイチな、それでいて何か消化不良を起こしそうな短編っぽい感じであったが、そういった内容も包み込んで進行していく中盤以降は、かなり面白く読み進むことができた。
さすがは、宮部みゆき。的は外していないな、という感じである。

一方、本当にイマイチだったのが林真理子の「白蓮れんれん」で、柴田錬三郎賞受賞作ということで期待が大きすぎたのか、一気に読むには、かなり厳しいような印象が残る作品で、個人的には、あまりうまく話がまとまっていないような感じがした。

そういう意味では吉川英治の「新・平家物語」も、あまり話がうまくまとまっていない印象を受けた作品で、おまけに、これは、文庫本にして16巻もある大作だけに、振り返ってみれば、よく読破できたな、という印象すらある。吉川英治は、以前に「私本太平記」を読んだことがあって、それも、あまりうまくまとまっているとは言えないような内容だったが、結構、面白く読み進むことができたので、それを期待してのことだっただけに、少し残念である。平安時代末期の平家の台頭から鎌倉時代初期の奥州藤原家の滅亡までというのは、ひょっとすると、物語としては長すぎたのかもしれない。

新海誠の「小説 君の名は。」は、もちろん、あの大ヒットアニメ映画のノベライズになるのだけれど、残念ながら、私は映画のほうは見ていないのだが、それがためか、結構、楽しめた。男女の心と体が入れ替わるという話は、大林宜彦監督の「転校生」からある、よく使われる設定ではあると思うのだが、この話は、それにちょっと一ひねり加えてあって、なかなかに楽しめる。
幾分、クライマックスが、いかにもアニメ的ではあって、少し小説として楽しむにはどうかな、と感じさせるものはあるが、それを差し引いても、面白い小説だと思う。

他にも、司馬遼太郎のものを何冊が読んだが、「覇王の家」と「菜の花の沖」はつまらなかった。特に、「菜の花の沖」は、途中で読むのをやめてしまったくらいだ。

失業中最後の日

2019-05-07 22:59:26 | Weblog
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ついに、失業中の生活に終わりをつげ、社会復帰というか、再就職をする日を迎えようとしている。
正直、本当にこの就職先でよかったのだろうかという思いは、いまだに強く残っている。
ヘッドハンティングや専門的なハイスキルを持った人ならともかく、私のようなものが、とりあえずは、正社員として再就職できるのだから、ある意味、それだけで有難いことだと思わないといけないことだとは思う。
しかし、新しい仕事を始めるにあたって、その仕事に対応できるのだろうか、とか、以前の会社との待遇の違いに、まだまだ、本当にこれでよかったのかな、という思いはある。
とはいえ、この失業中の4か月の精神的な苦痛を思い起こすと、はっきり言って、これ以上、このような生活と精神状態が続くことに耐えられなくなっていたこともあるし、そう思えば、ここあたりで妥協すべきだという気もする。


ハイヤングKYOTO

2019-05-06 22:17:02 | Weblog
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Youtubeで「ハイヤングKYOUTO」と検索してみる。
ちなみに、「ハイヤングKYOUTO」とは、昔、KBS京都というラジオ局の深夜放送の番組名である。
検索結果は、そのほとんどが、つボイノリオのものであったりする。
この番組は、曜日ごとにDJが代わるのだが、そんな中にあって、ましてや、近畿の放送局のものでありながら、どちらかというと名古屋のDJというイメージが強いつボイノリオのもののUPが、圧倒的に多いというのは、放送当時、つボイノリオの人気は、常に一ニを争うものだったと聞いてはいるし、そのリスナーの質が、ネットが普及した今の時代に対応できる人たちが多いということなんだろうとは思うが、ある意味、驚きではある。

「深い河」遠藤周作

2019-05-05 00:16:36 | 書籍
失業中、本はかなり読んだ。
なんだかんだ言って、失業中は暇なことが多いのだが、とはいえ、再就職の相談で支援会社の人に会ったり、もちろん、応募先の企業の調べモノや面接なんかで、想像していたよりはバタバタすることが多いように思うのだが、読書となると、自分のペースで読み進めることができるし、何より、安上がりなのがいい。
そんな中、最も印象に残っている本は、遠藤周作の「深い河」である。

遠藤周作というと、私的には、クリスチャンであり、その手の著作が多いという印象がある。
この本も、そのクリスチャンであるという素質がなければ書けないような内容ではあると思うのだが、勘違いしないでいただきたいのは、これは、人間の宗教観に関する話であり、けっして、キリスト教だけに限定された話でない。
また、よく日本人は、そのほとんどが無宗教であると言われるが、そんな日本人だからこそ、深く印象に残る作品ではないか、と思う。


令和元年

2019-05-01 18:58:03 | Weblog
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昨日で平成が終わり、今日から令和が始まる。
平成の時は、昭和天皇の薨御と同時だっただけに、何か新しい時代の始まりを祝うというような気分にはなれなかったが、今回の令和は、そういうこともないので、素直に新しい時代の始まりを祝うような気持になるし、これから始まる時代が、いい時代になればと思う。