今日で2010年も終わる。
この一年を振り返って、世間では色々とあったようだが、やはり、一番の話題は尖閣諸島問題に象徴される、日本を取り巻く国防、外交問題だと思う。
正直、私の知る限り、これほど国防、外交問題が話題になるような時期は無かったように思う。
この問題の発端を民主党による沖縄基地問題によるゴタゴタに求めるのは簡単である。
国防・外交のバックアップとなる軍事力を持たずアメリカに依存しっぱなしの日本にとって、沖縄基地問題により日米関係が不安定になることは致命的なことであろう。
しかし、個人的に思うのは、確かにこれらの問題が表面化したのは日米関係の不安定にその原因があるのだろうが、潜在的というか本質的には、こういった国防・外交問題は、今までにも存在していて、単純に我々が平和ボケで、そのことに気づかなかっただけではないのか、と思う。