トーネードの無職生活

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ベトナム戦後40周年

2015-06-13 09:16:50 | 日記
 今年は戦後70年ということで、首相が発表する談話について各国から注文がでたりと、負けた国にとってはなんとなくつらい一年になりそうな感じがします。事の大小については見解が色々とあると思うのですが、悪かったことは悪かったと謝り、今後も平和国家として世界の平和に貢献していくならば、それについてもきちんと主張すべきだろうと思います。

 日本人の悪い癖で、のど元過ぎればなんとやら、というのがあって、自分たちが犯した悪事は忘れてしまうというのがあるので、この機会にはっきりと誤りは誤りとして認識していることを示すべきだろうと思います。そうしなければ、世界から信用されなくなってしまうのではないでしょうか。

 ということで、第二次世界大戦が終わって70年となるのですが、CATVの番組でベトナム戦争も40周年だそうで、特集番組を放映していました。録画しておいた番組を見ているところなのですが、地上戦が中心になっており、悲惨な場面も写されています。最も印象に残っていることとして、勝敗は戦死者の数で判断するということです。つまりベトコンや北ベトナム兵を殺した人数で勝敗を判断するということです。

 政治的にはそういった判断でも良いのだろうと思うのですが、現場で戦っている兵士にとってはなんとも理解しがたい判断基準なのではないでしょうか。殺した人数で判断するわけだから、せっかく占領した土地にもこだわることなく放棄してしまうわけで、いったい何のために戦っているのか現場の兵士にはわからなくなってしまいます。

 太平洋戦争ではガダルカナルから始まって、ニューギニア、フィリピン、サイパン、沖縄と徐々に日本に近づいていくことがわかったので、戦争に勝っていることが実感できたと思うのですが、死体の数で判断するのでは事務処理上は戦闘に勝っていても、戦争に勝っているのか負けているのか現場では実感できないのではないでしょうか。

 この点が、ベトナム戦争ではアメリカは戦闘では負けなかったけれども、戦争には負けたという結果になったのではないかと思います。映像を見ていてもこれが勝っている軍だとは感じられないのです。

 番組の映像では地上戦が主なので、たまに爆撃する場面が出てきたりするわけですが、ベトナム戦争当時に活躍した戦闘機にF-4ファントムIIがあります。現在でも改修されながら日本をはじめとして数か国で戦闘機として活躍しています。私が好きなのは、サッドことF-105サンダーチーフです。

 Fと付きますが制空戦闘機ではなくて戦闘爆撃機ともいえる機体で、いちおう空対空ミサイルも持っていますという程度の戦闘機です。爆撃の第一線にあったために、被害も大きく受けましたが、格好も素晴らしいし、大好きな機体です。