トーネードの無職生活

無職生活で日常どのように過ごしいてるのか?
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日ごろ思ったことを書いていきます。

台湾沖航空戦を読む

2019-04-21 01:46:17 | 日記
 台湾沖航空戦という本を読みました。この台湾沖航空戦は戦果の発表が過大ではまだ足りないぐらいで、非常に過大な戦果を発表しました。米海軍の航空母艦を10隻以上撃沈と発表しましたが、実際には巡洋艦二隻の大破でしかありませんでした。部隊できちんと戦果の評価を行わなかったことが原因だと思います。部下から撃沈したと報告をうけたものをナシとすることは人情としては忍びないことは理解できますが、今やっているのは戦争なのですから客観的な判断をすべきであったと思います。

 緒戦の日本海軍が有利な状況であっても米海軍の正規空母を撃沈するには、多くの爆弾と魚雷を命中させて多大な犠牲をはらっています。日本にとって著しく不利になっている段階でかような大戦果があげられるはずはないと考えるのが普通だと思うのですが、誰もそれを止めなかったのは海軍の姿勢を問われるところだと思います。

 さて、台湾沖航空戦では戦果は残念ながらあがりませんでしたが、画期的なことが行われました。それは陸軍の重爆部隊が雷撃機として海軍の指揮下にはいって戦ったことです。陸軍機は長時間海上を飛ぶような活動は行いませんから航法ができません。もちろん魚雷もありませんから雷撃したこともありません。そこで最新鋭重爆のキ67の部隊に海軍が航法や雷撃の訓練を行って海軍機と一緒に米艦隊攻撃に参加したのです。

 本書でも前半部分はキ67部隊の訓練の様子などが書かれています。陸軍も優秀な搭乗員を集めたようですし、キ67の性能はとても優れていました。当初は海軍式に戸惑ったもののしだいに慣れて雷撃ができるまでに、しかも夜間の雷撃まで可能な錬度になりました。これは陸軍搭乗員の努力だと思います。そして陸海軍の将兵とも友好状態で訓練に励んだとのことです。

 そして実際の戦い。作者は生き残りの搭乗員への取材などからわかる範囲で再現しています。それを読んで感じるのは、日本陸海軍の部隊の錬度は高かったということは確かです。ただ、米海軍のレーダーや対空砲火の技術にはかなわなかったと言えます。レーダーを備えた夜間戦闘機に迎撃される。的確な対空砲火を浴びせられる。そのため雷撃できるところまでだどりつく前に撃墜されてしまう機が多くなってしまいます。そのため攻撃から生き残って帰還できた機体は極少数となってしまいました。

 台湾沖航空戦は戦果発表でケチをつけましたが、陸海軍部隊が協力して戦ったことは一定の成果をあげたのではないかと思います。

 

別のアルコホーリクス・アノニマスに行ってみる

2019-04-18 01:33:42 | 日記
 土曜日の夜眠れず。日曜日の夜眠れず。月曜日の夜4時間ほど睡眠。火曜日の夜眠れず。水曜日精神科の診察を受け、遅めの昼食を摂り、買い物に行き、眠気に耐えられず4時間ほど眠る。そのため日付的には昨夜になりますが水曜日の夜は今のところ眠れていません。ふう。なかなか思うように夜寝て朝起きることができないぜ。

 アルコホーリクス・アノニマス(以下AAと表示)とは何ぞやというと、断酒会に参加したことはないのですが似たような会合だと思います。アルコール依存症の方たちが集まって司会者の元設定されたテーマなどに従って、体験談だとか考え方だとかを発表して飲酒しないように意識を高めていくというような会合です。

 アルコール依存症の治療には専門病院での治療を受けること、抗酒剤を飲むこと、断酒会やAAに参加することの三つがそろって飲酒しないことをつづけていく力になるといわれています。

 これまで私は通っている病院で開催されているAAに何回か参加したのですが、交通事故でバイクの足を失ってからは参加していませんでした。精神科の医師からもまた区役所の私の担当者からもAAに通うようにと話がありました。

 実は通っている病院で開かれているAAよりも自宅に近い場所で別のAAが開かれているので、開催される火曜日の夜に参加してきました。病院でのAAが時間として一時間、入院している人からも参加する人がいるなどなどかなり人数的にも多くで、自分が発言の機会がないこともあります。他の方の話をきいても色々参考になることは多いですが。

 それに対して今回参加したAAは毎回参加者がどの程度かはわかりませんが、今回についていえばちょうどいい人数でしたし、開催される時間も一時間30分間なので、私もちょっと長めに話をすることができました。水曜日の診察の時に先生に初めてのAAに参加してみた話をしてみたところ、そのAAに通うのがいいのではないかとのアドバイスもいただきました。家からも近いし、アットホームな感じで雰囲気も良いのでこれからは毎週火曜日の夜にそのAAに通うことにしました。

 自分にとっては飲酒の問題とは別に人前で話したり会話をするということが実は貴重な機会なのです。一日のうち外出するのは買い物程度で人と会話をほとんどせずに一日すごしている生活をしていますから、人前で話をするということは貴重な機会でもあります。そんなことからもこのAAに通って行こうと思ったのでした。もちろん他の参加者の方が断酒を続けていることに勇気を得て、自分も断酒を続ける意識を高める意味もあります。




グランドパワー別冊のドイツIV号戦車E型~F型を読む

2019-04-16 15:03:42 | 日記
 毎月購読しているグランドパワー別冊は前回からドイツ軍のIV号戦車が取り上げられています。今回はE型~F型。もともとドイツ軍ではIII号戦車を主力戦車とし、IV号戦車を支援戦車として開発しました。III号戦車はその当時としては各国が採用していた37mm砲を備えている標準的な戦車といえました。IV号戦車は対戦車戦よりは陣地の攻撃などもできるよううに短砲身の75mm砲を備えていました。

 そしてドイツ軍がポーランドに侵攻して第二次世界大戦が始まりました。IV号戦車も出撃したわけですが、初期型のIV号戦車の装甲は薄くかなりの被害を出しました。そのため次第に装甲が強化されてF型が短砲身の75mm砲を備えたIV号戦車としては決定版となりました。

 グランドパワー別冊ではF型を短砲身の75mm砲を搭載した型に限っているようなのですが、他の写真集などではF2型として75mm砲を長砲身化したものもF型としていたりします。グランドパワー別冊では長砲身化したIV号戦車は次回発売されるG型としてとりあげるのだろうと思います。

 IV号戦車はこのように当初は支援戦車として開発されましたが、設計に余裕があったため長砲身化した75mm砲を搭載することができたため、III号戦車に変わって主力戦史やの座に着きました。III号戦車は搭載できる戦車砲が50mmまでで、独ソ戦が始まるとソビエト軍が装備していた傑作戦車T-34の76mm方に対して威力不足となり、主力戦車の座を長砲身化したIV号戦車に譲ることになったのでした。

 その後ドイツ軍では強力なティーガーや傑作戦車パンターを登場させますが、ティーガーの生産は限られていましたし、パンターもIV号戦車を置き換えるほど生産できたわけではなかったため、なんやかんや言ってドイツ軍の主力戦車は最後までIV号戦車だったのでした。突出した性能を誇るわけでもないのですが、軍事力には数をそろえることが必要です。その数の面を担ったのがIV号戦車でした。


ヒストリーチャンネルで放映されたフォッケウルフFw190の番組を見る

2019-04-15 15:13:48 | 日記
 ヒストリーチャンネルで放映された第二次世界大戦のドイツ空軍の戦闘機であるフォッケウルフFw190の番組を見ました。Fw190は私の最も好きな戦闘機のひとつでもあります。その飛ぶ姿は美しい。なんと言っても美しいの一言に尽きます。

 なぜ、それほど美しいと強調するかと言いますと、第二次世界大戦時のヨーロッパの戦闘機はほとんどが液冷エンジンで空冷エンジンを搭載した戦闘機はちょっと例外的な存在でした。空冷エンジンが前面に大きく面積を占めているために空気抵抗があるわけです。それを可能な限り低減するために、幅広のエンジンから胴体をすーと絞っているのですが、そのラインが絶妙だと感じるのです。そんなわけで美しいとつい強調したくなってしまいます。

 第二次世界大戦に突入した時、ドイツ空軍の戦闘機はメッサーシュミットBf109でした。この機体はダイムラーベンツの液冷エンジンを搭載していて、そのエンジンを他機に回す余裕はドイツの工業力をもってしてもありませんでした。そこで空冷エンジンを搭載した戦闘機を開発させてみて、そこそこのできの良い機体ができたらめっけもの程度の考えで、ドイツ空軍はフォッケウルフ社に新型戦闘機の開発を発注したのだと思います。

 ところが出来上がった戦闘機はBf109の性能をしのごうかというような高性能の機体で、Bf109がコンパクトな機体で発展性に限度がありましたが、Fw190はエンジンの馬力にも余裕があり武装も強力、しかも頑丈であり戦闘爆撃機としても運用できるという万能機でした。登場して英仏海峡に配備された部隊は、英国が誇るスピットファイアにたいして性能で上回り英国をかなり慌てさせました。

 番組に登場した機体はアメリカで飛行可能な状態で保存されている機体で、飛行する姿を堪能することができたわけですが、唯一残念だったのはエンジンがオリジナルのBMWのエンジンではなくアメリカ製のエンジンに換装されていたことでしょうか。それと驚いたのはコックピットがかなり狭い感じがしたことです。当時の日本人と比べたらドイツ人ずっと大柄だったはずなんで、かなり窮屈だったのではないかと思いました。ただ、ヨーロッパの戦場は大陸の戦いなのでそれほど航続距離が長くないというのがあります。窮屈も我慢できる程度だったのではないかなと想像しているところです。



最新鋭のステルス戦闘機F-35Aが墜落したということですが

2019-04-14 09:44:32 | 日記
 またまた久方ぶりの書き込みです。なかなか睡眠をはじめとして体調が安定しないですね。なんとか夜寝て朝起きる生活にしていきたいのですが、なかなかリズムがつかめません。

 さて、航空自衛隊の最新鋭のステルス戦闘機F-35Aが海上に墜落してパイロットも行方不明とのことです。F-35Aは導入したばかりの機体ですから防衛省、航空自衛隊も衝撃を受けていると思います。合わせて機密が多い機体であるだけにアメリカ軍も神経質になっているようで、U-2偵察機やB-52爆撃機を飛ばしたりしているとのことです。機体の一部は発見されているようですが、原因の究明のためにも機体の回収が今後の課題になってくるのではないかと思います。あとパイロットも脱出できなかったようですからどのような状態なのかが心配です。

 原因究明といってもF-35Aは三菱重工で組み立てているとはいっても単に組み立てているだけで、ライセンス生産のように部材を国産品中心に生産しているわけではないですし、報道されているところによると組み立て後の検査はアメリカ側がやっているということで、日本側にはほとんどブラックボックスな機体であると言えます。ですから日本側が中心になって原因究明をするということはほとんどできないのではないかと思います。アメリカ側でなければ原因究明はできないと思います。ですからその情報というのもすべてが日本側に開示されるかどうかもわからないと思います。

 ついでにF-35Aを導入しようとしている国は沢山ありますから、それらの国からも注目を集めているのではないかと思います。もし何らかの不具合があったのならば改修してもらわねばなりませんし、原因が明らかにならないなかで導入するのはちょっと待てということもありえますからね。

 ところで、我が国のF-35Aの調達は最初は旧式化したF-4EJ改と置き換えるということでした。これは私もF-35A一択だと感じていました。ところがここ最近になって海上自衛隊のヘリ空母というべきいずも型に短距離離陸、垂直着陸ができるF-35Bを運用できるようにして、新たにF-35Bを調達するということになりました。これは他に対応できる機体が世の中に存在しないのでF-35Bを選ばざるを得ません。

 それに加えて現在の航空自衛隊の主力戦闘機であるF-15のうち改修ができないタイプをF-35Aで置き換えるという話になりました。全部あわせるとアメリカに次ぐF-35を運用する国になるとのことです。しかし、ここまでF-35に機種を集めてしまうのはどうかなと感じています。今回のような事故があったりすると同一機種はスクランブル対応を除けば運用を停止したりするわけで、あまりにもF-35に機体が集中してしまうのはいかがなものかという気もします。

 それからF-35は三菱重工で組み立てているといっても全く技術を得るということができないわけで、三菱重工にも戦闘機の開発に携わったという人材はいなくなってしまっていると思います。それを考えるとライセンス生産が認められる可能性のあるF-15の発展型の機体とかを導入した方が、日本の航空産業にとってメリットがあるのではないかと思うのですね。F-2戦闘機の後継機の問題もあるので、その辺とのからみもありますが、F-35の一歩足打法は危険のような気がするのですがね。私の思い過ごしで済めばよいのですが。