Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

紅葉便り、第2便

2010-10-08 | 風景

 風が北東に変わった。
 天狗岳を巻き上がる筋状の雲の流れが、頭に浮かび リピートする。

 松山市内は地方祭(秋祭り)で開店休業(学校や企業も休む)
 一度端緒をつけた石鎚入山は、この際何度も繰り返される(笑)

 快晴の天気予報を受けて、再びスカイラインを駆け上がった。
 石鎚上空に、ぶあつい雲の流れがある。
 何か厭な予感…

 案の定、午前中青空は広がるものの、厚い雲の塊が幾つも山上を流れ
 山肌に影を落とす。
 そして正午過ぎからは、谷をガスが吹き上げ視界を閉ざし始める。
 頭に描いたような筋状の巻き上がる雲の動きは見られず、
 あまり美しくない北方向からの、べたっとした雲が徐々に視界を真っ白に覆ってゆく。
 
 
 
 
 一番上と中と下、三ノ鎖巻き道のミネカエデの彩り。▲上、北壁の紅葉は1900m付近まで。


 午後からの陽射しを閉ざした雲の流れは、寒気を伴なう風を吹かせた。
 その上、下山時には小雨が降り始め、久万辺りから土砂降りの雨。
 昨夜のmisaさんから寄せられたコメントに対する返信でも触れたように
 秋山の天候は変わり易い。
 防寒対策と雨具は忘れずに。

 
 
 
上、天狗岳の彩り。中、西稜の彩りは、ずいぶん鮮やか。下、10/8、8:44付けの山頂からの送信画像。


 頂上社勤務の石鎚神社神職Kさんや今治のKさん(10月上旬立山へ撮影行)とも話したが、
 今年の紅葉は、長引く夏の猛暑の影響か全体に褐色に縮れたり、
 すでに葉っぱを散らした樹が多く見られる。
 この時点までの紅葉の進行状態を見ると、一昨年のような「絢爛の秋」は
 残念ながら望めそうもない。
 (それでも、まずまず例年並みの紅葉は期待出来そう)

 さて金曜、土曜日の雨は、山の彩りにとって吉と出るか凶と出るでしょうか?


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
復活!! (山野貴公子)
2010-10-08 23:04:05
紅葉ライブ情報ありがとうございます。

そうですか?昨年とは個性が違っていますか?
それも又良しでしょう。

今小生は、栗拾い・草刈り・田起こし、野菜種まき等で宴たけなわ。雨の日以外は動けません。(笑)

地域一斉掃除、歯医者、お袋病院とメニューは充実していますが、その間隙をぬって速攻を駆けるかも?

ただ、小生は40年前から瓶からの雲海が一等でしたので、少々遅れた方が良いかもしれません。

写真楽しみにしていますが、くれぐれも無理な山行をなされないように。
返信する
紅葉、最後の仕上げ (ランスケ)
2010-10-09 06:51:54
山野貴公子さん、おはようございます。

kyo-chan ブログの「新米百姓」ファンとしては、
近頃多忙な貴公子さんの近在住人?との戦略的互恵関係に緊張感が走り興味津々(笑)
また余計な茶々(コメント)を入れてしまいました。

昨夜、山頂勤務のKさんからメールが入り、
山に降る雨は、風も弱くしっとり紅葉の色味を深める
恵みの雨となっているようです。
そして雨上がりの紅葉は、いっそう艶やかに色彩を際立たせ朝陽に輝きます。
11日の朝が楽しみです。

復活?には、まだまだ道のりは遠そうです。
相変わらず息切れが酷く、9ヶ月間のブランクは
なかなか埋められそうもありません。
有酸素運動のため、軽いランニングを始めました。
自分の身体と向き合いながら、少しづつ身体を戻してゆきます。

でも10日にはテントと食料と撮影機材を担ぎ上げなければなりません。
う~ん亀の歩みで、混雑する登山者から迷惑がられそうです(汗)
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