立秋過ぎても、なかなか厳しい暑さは衰えなかった。
13、14日と36℃を越える日々が続いた。
お盆休みの堂ヶ森入山を考えていたが、猛暑続きのカラカラ天気をおもうと、
山で多少の夕立が降ったとしても堂ヶ森の水場は涸れているだろう。
酷暑の中の自転車峠越えなど、考えただけでも頭が沸騰して足が攣ってきそうだ。
ヤワになったと精神論を説くよりも、今年の暑さは命の危険を伴う。
これが、これから常態化するのだろうか?
日本の夏は亜熱帯気候へ移行したのか?
37℃の酷暑の予報が出ていた14日。
夏の風景を求めて、ジリジリ気温の上がる正午前から出かけた。
焼け付くような狂暴な陽射しに、頭がくらくらして来る。
なにも、こんな時間に戸外に自転車を漕ぎださなくても、本当にそう思う。
家で本の続きでも読んでいた方が、どんなに有意義な休日の過ごし方か。
でも身体が、焦がれるような真夏の風景を求めている。
因果な性分だ。
何度も書いてきたが、私の原風景は夏の青田を渡る風のざわめきだ。
そのイメージに近い風景は、近郊では田圃の一本樹のある景観だろう。
一本樹に至る田圃の中の一本道は、かなりイメージに近い。
台風余波の強い風が断続的に吹く一日だった。
でも、この場所で吹き渡る風と草の海のざわめきは、イメージと違っていた。
少し場所を移動して、青田の広がりを見下ろせる高台を探した。
なんとかイメージに近い場所を見つけた。
その先に蛍の撮影をするクリークがある。
ここはギンヤンマの縄張りだ。
葦の葉の緑を映す水面に、ギンヤンマの飛影を捉えた。
快心のショット(笑)
しかし、同級生の「うわつ」さんとよく話すことがあります。
「動かないと動けなくなる。」このことに尽きます。
安全を考えながら(苦笑)少しづつ動いています。
森を.里山を吹き抜ける風を捜しに・・・
素晴らしい広がり、そしてギンヤンマの飛影、美事です。
動いているものに焦点を合わすこと、神業としか思えない。m(_ _)m
先程、天気予報を観ていると、今週は毎日のように台風が発生しているとか。
ここ10年くらい毎年、異常気象の連続です。
何処かで閾値を超えたのだと思います。
後は、なし崩しなのでしょうね…
もう何が起きても驚きませんよ(笑)
「動かないと動けなくなる。」…切実ですね(笑)
私も両親の最期を看取って、この言葉は肝に銘じました。
いくら暑くても、身体を動かさない限り、いい風景にもいい瞬間にも巡り会えませんからね。
でも体温を越えるような炎天下では、生き物(昆虫たちも)活動を控えるようです。
狙っていたカワトンボの仲間の姿が、ほとんど見られませんでした。
読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
御推薦の「北円堂の秘密」その3まで読みましたが、ダメでした。
ライトノヴェルのような軽い文章が、まったく興趣をそそりません。
どれほど優れたアイディアがあったとしても、稚拙な文章は読むに堪えません。
即物的であるならばマニュアルを読んでいた方がいい。
私の本を選ぶ基準は、導入部の想像力を喚起する
文章の魅力です。
ごめんなさい。
ネット小説の魅力は否定しませんが、この文章は、あまりに軽過ぎます。