その昔、「伊予に生まれたならお遍路参りと石鎚登拝はしておけ」という言い伝えがあったと聞いている。
(図書館の旧い文献にあった)
思いがけぬ形で、四国をぐるりと巡るお遍路の旅も無事終えることができた。
それに先立ち、日ごろお世話になっている石鎚山(通算167回入山)にて、お遍路の心願成就のお守りをもらっていた。
お守りは、50日間の旅の間、ずっと首から下げていた。
そしてお遍路の旅は、想像を遥かに超えて豊かな心の糧をもたらしてくれた。
旅を終えて、まず最初にやっておかなければならないのが、石鎚への御礼参りだった。
7/1、石鎚山はお山開きを迎える。
三体の御神体を中宮成就社から頂上社まで運び上げる勇壮な神事だ。
これに合わせて入山を予定していたが、あいにくの朝からの土砂降り。
一日延期して7/2に石鎚へ入山した。(お山開きは7/1~/10、開催)
入山前に近年通っている石鎚源流域の森と渓流へ足を向けた。
想像通り、雨季の豊かな水を集め、渓も森も瑞々しい輝きに満ちていた。
その滴る緑と水面を跳ねる光の風景に時間を忘れた。
お遍路の無事結願を労う言葉をもらった。ありがとうございます。
あっ、それから中沢を登ってきた皆さん、愛大小屋に泊まると云いながら、頂上社に泊まってしまいました。
何時まで経っても来ないのでご心配かけたかもしれませんね。ごめんなさい。
お山の神事に立ち会い、心願成就のお礼参りも終えた。
帰路、皿ヶ嶺では、ささゆりが思いの外、たくさん咲いていた。
新緑の石鎚。息づかいが伝わってきます。源流の豊富な水の流れ、すばらしい写真です。
笹百合の季節でもありますね。美川のスキー場に群生していたのを思い出しました。久万高原町の町花ですね。
しかも、皿まで行かれるとは。お陰でササユリまで見せていただき感謝です。
小生にとっての彼女は、韮ヶ峠の下りと姫草峠と天狗高原での上品可憐な姿。まるで、小生のようで大好きな花です。
真夏の山のたたずまいが感じられ、ただただ百姓モドキには羨ましい。ランスケ yama worldの始まり始まり。
山ではすぐ充電がなくなりますね。
私たちは 2日は 13~14キロの荷をしょって
堂ケ森を目指し更に五代の別れまでいってテント泊。15時以降の山は青空が出て 素晴らしい展望に恵まれました。テントの中ではみんなおばさんたちはにぎやかです。やかましいと言ったほうがいいかもです。
翌日は ガスに包まれながら時折パラパラと雨にも降られ 西冠の近くまででタイムリミットでした。帰りは汗にまみれた体を早く清めたくて古岩屋にてさっぱりして帰ってきました。
そうそう古岩屋に石鎚の大きな額に入った写真が何枚も飾ってありました。また 今度行った時見てくださいね。写真の良し悪しは私にはわかりませんが石鎚の紹介には充分素晴らしいものだと思います。
ランスケさんの写真を見ているとうっとりします。石鎚の森・沢の流れ・ブナの巨木・この時期の墓場尾根の新緑ちょうど墓場尾根が陽にさしていいですね~感動しました。
この写真を見ているとランスケさんが無事お遍路参りを終え安堵感に満ちた今のランスケさんの心のうちがでているように思います。とっても素晴らしいです。
これからも 素晴らしい文章と写真をこのランスケファミリーに見せてくださいね。
皿ケ嶺では人口繁殖がされているのですか?
今日から仕事ですので 来週にでも行ってみたいと思います。
堂ケ森のササユリは 咲き始めたばかりで とっても綺麗でした。行きしは1輪でしたが帰りは3輪さいていました。堂ケ森近辺には蕾もたくさんありましたよ。でも少ないような感じです。
お遍路の間は、まだ何処も咲いていませんでしたが、
帰って来ると、一斉に松山近郊で花咲かせました。
母も好きだった夏の到来を告げる花です。
鬼城さんのブログを開いて、改めて思い出しました。
さすがに季節の風物詩には敏感な鬼城さんのブログです。
後は蝉の声ですね。
お山(石鎚)では、まだエゾハルゼミのギーギーという鳴き声が聴こえていました。
私も貴公子さんの考えと同じです。
(kyo-chanブログの記事より)」
野生動物の餌場にならない杉檜の植林地は伐採後、自然林に戻し、
里山の環境を再生することが野生動物との共存の近道だと思います。
それにしても、フクシマの放射能汚染の現状を昨夜NHKのTVで観ました。
100km圏外のホットスポットと呼ばれる高濃度汚染地域も深刻です。
この現状を踏まえて「国が全責任を負う」と海江田大臣は発言しているのでしょうか?
堂ヶ森から二ノ森へ至る雄大な笹原の景観は、飛び切りのロケーションですね。
五代の別れは、その展望を楽しむ絶好のテン泊地点。
気心の知れた山の仲間と楽しい時間を過ごされたようですね。
私もカタックリさんのささゆり情報を参考に、近々入山してみます。
皿ヶ嶺のささゆりは、そのほとんどが久万高原町で成功した人工栽培によると聞いています。
昨日見たのも風穴周辺の整備された杉林の緑地帯の林床に咲いていました。
他にもカワラナデシコやシモツケソウの山野草も。
これも明らかに人工繁殖だと思われます。
私は以前から何度も言っているように、
私たちが失くした自然ならば、それを再生させる責任も私たちにあると思っています。
希少な植物を守ることも大事ですが、それ以上に失った花々を再生させることの方が大事だと思います。
何時も冗談半分で言っている「皿ヶ嶺牧野植物園化計画」は、そのための具体的モデルケースです。
堂ヶ森周辺のささゆりの群生風景は、その成果が結実した四国の誇る美しい風景です。
もっと広がってほしい人工繁殖による自然再生。
携帯にメールしても連絡が取れないので心配していました。
きっと、おばあさんはクニシンくんを待っていてくれたのと思います。
お遍路の形は、その人の数だけあるのでしょうね。
クニシンくんは、結願の寺を前にしておばあさんと最後のお別れをする
ことが叶ったようですね。
落ち着いたら、私の携帯かブログにでも連絡ください。
ゆっくりお互いのお遍路を振り返りながら飲みましょう。
そうです。高松と松山なんか近いものです(笑)
クニシンくんとは、何度も一緒に歩いたので、色んな話をしました。
でも結構忘れてしまっていますね。ごめんなさい。
ふっとした切っ掛けで思い出すと、それがどんどん膨らんで
鮮やかな色彩を放ち始めます。
旅の想い出は、ある種、切なさを孕んで感傷を誘いますね(笑)
ほんの一カ月前のことが、もう懐かしさを持って甦ってくるなんてね…