Landscape diary ランスケ・ ダイアリー

ランドスケープ ・ダイアリー。
山の風景、野の風景、街の風景そして心象風景…
視線の先にあるの風景の記憶を綴ります。

福島 on the Road ・ 7/24、三春

2012-07-24 | 風景

 

やっぱりと云うか、何も出来ないまま終わった一日だった。

まず郡山を起点にして福島県内を廻る予定だった「東北フリー乗車券」で躓いた。

これはJR東日本が東北支援のために、夏季限定で発売する5日間有効のフリー乗車券という触れ込みだった。

ところがこのチケット、首都圏でしか入手できない上に(インターネットでも入手不可)

チケット購入後一週間経たないと使用できないという制約がある。

つまり、このフリー乗車券、首都圏に住んでいないと使えないという摩訶不思議な括りがある??

もう一つ、東北現地で買えるホリーデーパスという南東北有効のフリー乗車券があった。

こちらは一日と有効期間は短いが、目的地を絞って使えば¥2500はリーズナブル。

しかし、これも駅の窓口で確かめると路線が限定されている。

目的地である福島第一原発に近い海沿いの路線は外されている。

 

それと当初は常磐線のいわき市を起点にして行動予定だった。

(常磐線は広野まで運行。その先の双葉や浪江は立ち入り禁止)

ところがいわき市周辺では、まったく宿がとれない。

一週間先まで空室がないという。

いわき市から先の(福島第一原発に近い)民宿や温泉宿は、軒並み営業していないようだ。

(インターネット検索では、まったく引っ掛からなかった)

つまり私の予想では、原発関連の人たちが、ずっと常駐しているためではないかと思う。

あの検知器に鉛カバーを被せた下請け作業員たちもいわき市に宿泊していたはず。

 

予定変更して初日は、復興のシンボルである三春の滝桜と阿武隈山地の里山風景を。

三春駅から滝桜まで片道6km余。往復12kmくらい。

三春駅到着が11時半だから、ちょうど好いくらいの歩行距離。

 

 

現地の人と何とかお話が出来ればと期待していた。

唯一話せたのは、山百合を撮影しているときに出会ったお婆さん。

これが会話が成立しない。

なにせネイティブの東北弁は、まったく何を喋っているのか判らない??残念。

それにしてもユリの女王、山百合が多かった。

カサブランカの原種といわれる、このゴージャスな花は夏が似合う。

これが今日唯一の成果か。

そして滝桜の手前の川沿いには仮設住宅が。富岡町役場の出張所も。

 

 

本当に今日は何も出来なかった。

明日は広野から先へ行けるところまで。

 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最前線 (ランスケ)
2012-07-25 11:30:48
広野は原発作業の最前線です。街中で除洗作業が行われています。
街の人からも、お話が聞けました。
今日は福島へ来て良かったと実感。
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