呆然と過ごした日曜日とは一転して、週明けの月曜日はめまぐるしく動いた。
土曜、日曜と留守電に入れておいた地域包括センターへの伝言が機能し始め、
ケアマネジャーのFさん、作業療法士のkさんが迅速に対応してくれた。
きめ細かいケアで、いつも明るく接してくれる訪問リハビリのkさんには
引きこもりがちな母も心を開いている。
あの表情をなくした顔から、人らしい感情の兆しがみえ始め、
ゆっくり優しく話せば、それらしい反応も返ってくるようになってきた。
ケアマネジャーのFさんは、フル回転で動いてくれた。
不備の目立つ介護保険制度だが、行政サービスの適応範囲に熟知した人が
動くと、行方を失った袋小路の先に光の射す道が見えてくる。
退院後は介護施設への入居もやむなしと考えていた父の処遇だったが
介護タクシーの乗降介助やヘルパーさんの訪問介助を利用すれば
自宅から通い続ける透析療養が可能になってきた。
そして今回の父の入院も一週間で済みそうだ。
昨日まで降り続いた雨がやみ、春の陽射しが戻って来た。
先のみえな介護の日々だが、今日は気持ちが晴ればれする。
昨夜の今治のKさんからの心温まる励ましの電話が嬉しかった。
ブログ掲載後のMさんからのメールも嬉しかった。
山の仲間たちの暖かさが、閉じこもりがちな心を解きほぐす…3/16。
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